† Impressions.†
〜D.Gray−man感想〜
第8夜〜第16夜(JC2巻)




 

第8夜『任務開始』
おそらく、黒の教団第1日目。
昨夜、神田に襲われ、コムイに襲われ、ヘブ君に襲われたのに、えらく元気だ、アレン君。
年寄り並に早起きし、わざわざ部屋でトレーニング。修練場はちゃんとあるのに(笑)
そして、神田も変だ。
森の中で、目隠ししてなにやってんだろう・・・いや、修行はわかるんだけど。間引きしてるのか・・・?
さて、この回で初めて教団のママン、料理長ジェリー登場v
最初の
『アラん?!』と言う一言に、コミックス1、2巻を一気読みした私は、『ええ?!主人公、アランだっけ?!』と、人物紹介を見直した覚えがある(笑)
しかし、
『カワイイ子』呼ばわりはとても簡潔にして適切な表現だね、ジェリー!!(>▽・)b
すっかりお気に召したらしく、
『何でも作っちゃうわよアタシ!!』って、めちゃくちゃ張り切っているのがすごく好き(笑)
それに対する、アレン君の意外な大食漢ッぷりも好きだ(笑)>寄生型は大食漢、と言う予想が当たっていて嬉しかったな(笑)
しかも彼は、16種類の料理、量大目を、10分で完食したらしい。
だが、誉めるべきは彼の早食いではなく、ジェリーの腕じゃないか?(笑)
いくつか作り置きはあったとしても、何分で16種類の料理を作り出したのだろうか、彼女は(笑)
対して神田はクール&粗食。
もしかしたら、蕎麦は10枚目を完食した後なのかもしれないが。
弔いをするファインダー達に、わざわざケンカを売って、ヤナ人度アピール。(誰に)
人もなげな態度だが、
『死ぬのがイヤなら出てけ』と言うのは、ある意味正しいな。そう言う任務だし。
でも、
『そう言う言い方はないと思いますよ』という、アレン君の言葉も感情的に正しい。
このシーンでの神田とアレンの対決は、『理性』と『感情』のぶつかりだったと思う・・・って、すんません、わかりにくいです;;
そしてここで、アレン君の通称が
『モヤシ』に決定。それって、外見白くて貧弱そうだから?!
でも、モヤシは栄養価高いんです。馬鹿にしちゃいけないんです。脱いだらすごいんです。(をい)
そんな、険悪なケンカの真っ最中でも、大人たちは動じません。
いや、そんな日常茶飯事に一々関わっていては身が持ちません、と言わんばかりにドライなリーバー班長に呼ばれ、二人してコムイが爆睡する司令室へ。
妹を溺愛する科学班室長の陰謀で、二人してイタリア旅行。
そんなに人材不足か、黒の教団!!
さらに、アレン君へ教団エクソシスト用団服支給。
急な入団でお子様用(をい)サイズがなかったのか、ちょっと大き目なのがキューツvv
ところでこれって、トレンチコートをモデルにしているようですね。
トレンチコートは、第1次世界大戦中、イギリス軍で、塹壕(トレンチ)戦に耐久性を発揮したことから、兵士の間で人気になったそうです。
肩についてるボタン留めの肩当ては、水筒を吊ったりベルトを掛けたりするため。襟元、手首のストラップは寒風を防ぐためについてます。D型の金属製リングは手榴弾を吊るためらしいですよ。
胸の当て布は、小銃のストックを当てる位置のすり切れ防止用だったので、本当なら右胸にあります。(エンブレムのついたとこね)
なーんか、こういうことを知った上で、絵を描いていったら、かなり面白くないですか?(笑)
水筒下げてるアレン君とか、手榴弾を装備している神田とか(笑)いやんvかわいいvv
さぁ、コートを着たら、任務へ出発!
『いってらっしゃい』と見送られて、アレン君、なんだか嬉しそう。
彼を見送っているのは、
恐怖の対象なのに。
きっと、そんな恐怖も悪意も、寝ているうちに
彼の身に宿る神の十字架が浄化してしまったんです。
だから、師匠がティムの映像記録能力のことさえ教えてくれなかったことも、
全く気にならなかったのです!
・・・アレン君。前向きな君は非常に好きだが、ちょっとは回りの悪意に気づいた方が君の為だよ・・・。
一方、現場ではアクマがレベルアップ。
『育んでくれてどうもありがとう』って、さすが伯爵のアクマ。礼儀正しくて非常によろしい。

 
第9夜 『土翁と空夜のアリア@』
第10夜『土翁と空夜のアリアA』
第11夜『土翁と空夜のアリアB』
モチーフは能楽の『恋の重荷』だそうな。
そうと知った時、私は
『うぇっ?!なんで?!』と、変な声を上げてしまった(^^;)
私が知っている『恋の重荷』は、美しい女御に恋をした老人が彼女に思いを告げるが、女御は老人を笑い者にするために、『その荷を持ち上げられたら思いを遂げさせてやろう』と、非常に重い荷物を持たせようとする話です。必死に持ち上げようと四苦八苦する老人を皆で散々笑い者にして、死なせてしまう話だったと思う。
だから、『ララはそんなことしないよー;;;』と、心中に叫びまわっていたわけですが、まぁ、作者のイマジネーションは別のところにあったのだろうと思いたい;;;
さて本編。
『醜やか』と言う言葉に、『ほほぅ』と、感心しました。
長い間、物を書く事を趣味としているので、つい、珍しい言葉に反応してしまうというか(笑)なんか好きだな、『醜やか』(笑)
そして、初手から『をい』と思ったのが、列車への飛び乗り乗車(笑)
黒の教団くらいの権威と資金があれば、
『スペシャルズ』という、特別列車が編成できたはずなんですが(笑)
これは、今で言うチャーター機?個人で、列車を仕立てることができたんですね。(シャーロック・ホームズ『最後の事件』で、モリアーティ教授が使っています)
ヴァチカンの権威については、
『19世紀の考察』で既に書いたので、割愛v
列車内では、朝っぱらからやりあったにも関わらず、フレンドリーに話し掛けるアレン君に対し、神田はやはりカンジが悪い(笑)
でも、
『今「チッ」って舌打ちした』と、わざわざ心中に指摘するアレン君も、ほんのちょっとブラックv
まぁ、また一晩寝たら
浄化されちゃうんだろうけどねv
ところで、ロンドンから南イタリアへはどのくらいかかるのでしょうね。月が欠けている(笑)
現着したら、途端に戦闘。ここでも神田はひたすら冷淡。そして、アレン君は甘っちょろい。
なんだかこの二人の対比が素敵vどっちも中途半端じゃなく、
どっちも全く歩み寄ろうとしない辺りが(笑)
そして、二人が対峙したアクマの動きや話し方が、
滅多やたらにかわいい!!
どうしよう、超かわいいですよ、この子!!やることは残酷なのに、こんなにかわいいのは伯爵のアクマだから?!
アレン君と対峙して、
『聞こえる?私の胸の音・・・』って、アンタ告白5秒前のぢょし中学生かいッ!!!
もうちょっと清純派だったら、アレン君もドッキリしたかもしれないのに
・・・残念っ!!(をい)
ところで神田のイノセンス、『六幻』ですが、その第一形態
『一幻』が蟲(虫)って事はですよ、『二幻』は魚類『三幻』は両生類『四幻』が爬虫類『五幻』が鳥類『六幻』で哺乳類になると思ってよろしいか。>一応、進化の過程をたどってみましたが(・・・って、をい)
しかしそんなことより、私的今回の・・・と言うより、
D.グレ作品中の大ヒットと言うべきは、アクマアレンですよ!!!
『ぎゅv』
って!!『ぎゅv』って!!! きゃあああああvvvアレン君が二人――――vvv
一人だって十分おいしいのに、それが同時に二人ですよ!!どうしたらいいんですか、このシーン!!それこそ、『聞こえる?私の胸の音・・・興奮しちゃってるみたい!アレン君!アレン君!アレン君!!』 (なんて暑い女だろう・・・)
しかもアクマアレン君、あの顔でいたずらっ子な顔したり、邪悪な顔したり、果ては、
『さあ殺すぞん!!』って!!その上、『あ〜〜〜〜っ気持ちイ――――!!!』って、超キュ〜〜〜ット!!!
ティムをにらむ顔も、イイですよっ!!非常にイイ!!(>▽<)<))
あぁもう、なんでこんなにかわいいの、アクマなのに!!アクマなのに――――!!!(萌え悶え)
でもでも、本物だって負けてないんです!!
アクマアレン君のキュートさに対抗してか、傷ついた左手にパニクったり、(つまり、ここで死ぬかもしれないなんて、全く考えてないんだ(笑))ふしぎの国のアリス並に地下へと落ちていったり、九死に一生を得て大爆笑したり(イヤ、笑声じゃないよ、アレ;;)、
ベリィィィィキュ〜〜〜〜〜ット!!!
癒され度は
仔猫めくりレベルですよ!!!(※日めくりカレンダーで、365枚猫写真ばっかと言う、猫好きにはたまらないアイテムがあります。捨てられないのが難点)
一方、イノセンスを連れて撤退中の神田は、ララに
『巻き込んですまない』なんて、一般人に対する思いやりは持っている様子。(実は、この台詞で『神田イイ奴じゃないか』と思い始めました・・・遅;)
そして神田、アレン君とアクマアレン君が左右逆だと気づいたのは、主に傷の形だと思います。
日本人だけに、『本物は
、アクマはになっている!』と気づいたのですね!!
二人合わせて
ちさちゃんですか。
心中に『
モヤシちぃちゃんアクマさっちゃんだな』なんて思ったかは知りませんが★(そんなの神田じゃないよ;)
ぼやぼやしてたらイノセンスが逃げちゃった★
・・・ほら、神田。
『今度会ったらちぃちゃんと呼んであげよう』なんて考えてるから〜。(考えてねェヨ)

 
第12夜『土翁と空夜のアリアC』
1Pめから、『ぎゃー;;;痛ぇっ!!!』と、心中に悲鳴を上げた回。
えらいかわいいお嬢さんが、手をボロボロにしてしまったのは、見ていてかわいそうです(TT)
だってほら、『女は手を大切にしなければならない』って言われていたそうですよ。>と、着付の先生がおっしゃってました。
ともあれ、迷宮で迷子になっているアレン君がものごっつかわいいですvv
ああんv戦闘となると精悍なのに、女性の前では紳士的で凛々しいのに、すぐに迷子になるこの子がめちゃくちゃ愛しいですよ、私vvv(それ、ジェリー(母性)視点じゃないのか、くれは;;;)
お迎えのティムはどれだけのスピードで移動したのか、えらい速さでアレン君を導いて、勘違い神田にばっさり一刀両断されそうだったトマを救出。
アレン君を介抱するアレン君・・・!!(フルフル・・・)゛
あぁもう、
ちーちゃん&さっちゃんとして、そのまま一緒にいてよ、キミタチ!!
なのに、アレン君たら躊躇なくべりっ!って、面の皮を破ってしまって・・・!
そう言うものは
丁寧に剥いで、私にちょうだい!!(最早危ないね―さん・・・)
ちなみに、アクマトマは、もはや
『こういう生き物』って感じがします(笑)爬虫類系ですね。
そして今度は神田がピンチ。こんな時でも
『・・・はっ!』とか笑っちゃう君が大好き。(マジ顔で)
ところで、神田の探す
あの人・・・。
何度も繰り返して恐縮ですが、
『あの人』新撰組副長・土方歳三だったら、俺は悶え苦しむほど喜びます!!
イヤ、先日、ふと思ったのですよ。
『ジハード』というジャンプノベルがありまして、舞台は十字軍遠征の時代なのですが、あえて歴史的人物や当時の物語の人物の年を変えて、同じ時代で戦わせているのですね。
これと同じだったら、舞台を1800年代と言う時代に据えて、この100年の間に現れた人物を入り混ぜたらいいじゃん、って(笑)
あぁ・・・!あったらいいな、
土方&ホームズ&切り裂きジャックvvv

 
第13夜『土翁と空夜のアリアD』
第14夜『土翁と空夜のアリアE』
第15夜『土翁と空夜のアリアF』
人形はララの方だったと判明。
しかし、快楽人形って、歌って踊れるだけでなく、土木工事にも駆り出されてたんですか;;
なんで、どでかい石柱を持ち上げて、あまつさえ猛スピードで投げるなんて機能までついてるの;;;
いや、それ以前に、人間を攻撃するロボット(って言っちゃえ)ってどうなんですか。アトムがびっくりしますヨ;
けどなんと言っても、今回の萌え台詞は、
『かわいいコ相手に戦えませんよ』ですね!!
ナンパです!!こんな時に堂々とナンパですよ!!
トマなんかもう、呆れて口も利けやしません!神田なんかもう、脱力のあまり微動だにできません!!
なのにララったら、人形でもやはり女の子!
素敵な小紳士の甘言にすっかりほだされて、今までの殺人だって告白です!(をい;)
あぁ、アレン君!
グッド・ポリスの称号は君に輝く!!(違うし)
対して、
バッド・ポリス神田。
自分を騙して逃げたくせに、モヤシの甘言には簡単にほだされたララに、
可愛さ余って憎さ100倍!!
『今すぐその人形の心臓を取れ!!』って、あんた・・・いくら悔しいからって・・・;;;
イヤ、神田の言っていることは正しいし、それが任務だし、最も危険が少なく、効率的なのですが。
そして、アレン君の言ってることが、甘くて感情的で無駄な犠牲を出してなお任務を遂行できない危険をはらんでいることもわかるのですが。
それぞれの主張を決して譲ることなく、徹底的に対立する二人が、なんだか非常に凛々しい。
姿的には、アクマがアレン君の写し鏡でしたが、感情的には、神田とアレン君が写し鏡のようですね。
きっと、神田はできるものならアレンのように、甘い理想を唱えたいのに、任務の厳しさを知っているから絶対に言えない。
なのに、簡単に『二人の犠牲になる』なんて言う新人にものすごく腹が立つし、アレンも、本当は神田の言ってることの方が正しいとわかっているのに、どうしても目の前の二人に気を取られて、任務遂行に集中できないもどかしさがあったり。
そんな、二人の苛立ちと怒りともどかしさが最高潮の時に、無神経にもアクマちゃんが割って入ったものだから、怒りの矛先が全て彼に。
普段温厚なアレン君だって、怒りのあまり邪悪にもなろうと言うものです・・・;
怒りのあまり、コンバートだってしてしまいますとも。
もう、
全てお前が悪い、と言わんばかりの大攻勢。
むしろアクマちゃん、
『なんで私がここまで怒られなきゃいけないんだろう;;;』ってなもんですヨ(^^;)
アレン君からコピーした腕も折られるし、危機を脱したアレン君は普段からは想像もできないくらい邪悪だし。
ホントに私、なんでそこまで怒られるんですか;;;;って戸惑いますよ、アクマちゃん;;;
それでも、慣れない力を使い果たして、体力も限界のアレン君に活路を見出したと思ったら、今度は
絶対連携なんかしないと思っていた神田に攻撃を阻まれて・・・。
・・・主人公とそのパートナーが、こんなに後半になるまで連携しないって、それはそれですごいけどね;(ホントにジャンプか、これ;;;)
でも仲良しになったわけでは、絶対にない辺りがこの二人らしいと言うか(笑)
最後の最後、限界も遥か過ぎないと声一つ合わせない、と言う、見事な不協和音っぷり。
簡単に友情を育んだりしない、自分の主張を曲げたりしない。磁石のS極とN極のような二人。
でもこれはこれで、この二人のスタイルだと思わせてくれた作者に、拍手とエールを送りたい。

 
第16夜『土翁と空夜のアリアG』
あぁ、そう言えばここ、南イタリアなんだっけ。
コムイ兄さんの台詞で、ようやく思い出しました(笑)
しかし、それまでの舞台がロンドン&夜だったため、物語に晴れ渡った空が現れたのは、これが初めてじゃないんでしょうか(笑)
そして、晴れ渡った空のように明るい、コムイ兄さんの監禁風景に笑みがこぼれます。
なんだか、いいなぁ、この呼吸。
緊迫したシーンのすぐ後に、こういう息抜きができるの。
私がラルクのアルバムを好きな訳と言うのが、実はこういうリズムを持っているからなんですね。
ノリのいい曲の間に適度にバラードが入って、緊張と弛緩を繰り返す心地よさがあります。
D.グレもちょうどそんな感じ。
緊迫するばかりでは疲れるし、弛緩するばかりでは刺激がない。
構成がうまいなぁと、ほとほと感心しています。
さて、神田は異常に傷の治りが早い体質らしい。
しかし、それも故なきことではなく、それはそれなりに、ちゃんと犠牲もあってのことらしい。
なんだか、太く短くだな、神田・・・。私は細く長く、暢気にのんびり生きたいものだが。(お前の人生プランはどうでもいい)
一方、ただの人形に戻ってしまったララ。
永眠したグゾルの傍らで、子守唄を歌いつづける姿に、アレン君はひたすら辛そう・・・。
二人が、望む最期を迎えられなかったのは、アレン君のせいではないのに、なんでこの子はこんなにも背負い込んでしまうのか(TT)
見ているほうが切ないですよ(TT)
その姿には、さすがの冷血漢もほだされたか、ちょっと歩み寄ってくれたりして、おねーさんは嬉しい(=▽=)v
『俺たちは破壊者だ、救済者じゃない』と、アレンだけでなく、自分にも言い聞かせているような神田が好きだv
アクマが悲劇を材料に作られている以上、感情を凍らせておかないと、その悲しみに目をやってはいつか自分が壊れてしまう、と、先輩の助言でもあったのでしょうね。
あぁ・・・。本当はいい子なんだなぁ、神田・・・(T▽T)
でも、自分が犠牲になってでも、これ以上の悲劇を作りたくはないと思っているのか・・・もしかしたら自己満足かもしれない、なんて思ったかもしれないアレン君に、ララの最期の言葉は、果てしない救いをもたらしたと思います。
『誰かを救える破壊者になりたいです』という言葉は、これからの抱負にも、指針にも聞こえる。
でも、アレン君を愛しく思うおねーさんとしては、あんまり自分ひとりで背負い込まないで、分け合えるところは分け合ってほしい、と願うばかりです。

 







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