開 か ず の 扉 は 潮 風 の 中 に
 
 




 
とうとう中畑氏の、フィリピンでの拠点に到着した光章と龍之介。
しかし、中畑氏の姪・珠樹の話によると、彼は友人の娘の結婚問題で、日本に帰ってしまったと言うのだ。
しかし、珠樹はどうも、伯父がこの地に残っている気がしてならないと言う。
それも中畑氏が、遺骨置き場に使っていた洞窟が荒らされていたからなのだ。
そこは、入り口部分に鉄製の扉をしつらえた、密室だったというのに!

そのうえ、沿岸警備隊は、中畑氏に密輸の容疑をかけていた。
中畑氏が、密輸犯しか知りえないことを知っていたからだと言うのだ!
無線機も、電話もない状態で・・・。

密室の謎に、龍之介が挑む!
 どれくらい遠くまで見えてるんでしょうね・・・
(珠樹)
 16キロ先まで見えてるはずですよ
(龍之介)
 すみません。悪気も嫌味もないんですよ。
(光章)









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