舞台 刀剣乱舞
- 外伝 此の夜らの小田原 -






※こちらは2017.11.23の日記の感想に加筆したものです。

本日18時には
小田原参戦待機ですよ!
部屋着でコーヒー飲みつつ観劇できるライブ配信、最高かよ・・・!

18:15になって、音声無しでPV流れ始めました。

特に日本号本体のアップは、いつも本物見ているだけに感慨深いな(笑)
そして
ばみの美少女感・・・!
新垣結衣に見えるんだけど・・・;
早く鯰と一緒にやってほしいなぁ・・・!
兄弟は一緒がいいよ!
博多は、原作よりも博多弁うまかったね(笑)
原作は妙にぶりっ子だからなぁ。
博多弁は、愛想よくてもそっけないくらいでいいんだよ。
本編は15分ちょっと遅れて始まりましたよ。
時間軸は、
虚伝の後、義伝の前ですね。
貞ちゃんが顕現した、って噂になってた時期だから、みっちゃんが畑耕してた日だ(笑)
始まる前は雨やんだと思ってたけど、また降り出してしまって、
お客さんが総まんば状態でした(笑)
なにこの、
まんばちゃん応援し隊な雰囲気(笑)
小田原城のプロジェクションマッピングもすごかったですね!
ここまで協力してくれるんだなぁ。

開始は北条氏直が舞う能の
『山姥』から。
秀吉に攻め入られる直前のことらしく、ややピリついた雰囲気です。
舞を眺める長尾顕長へ対しても、なんだか嫌な態度。
だけど、こんな状況ならしょうがないのかもしれない。
どころか、国広の弟子、在吉が物申しても、氏直をかばう顕長です。
在吉は更に、師匠の国広に山姥切長義の写しを打たせようとしていることに苦言を呈しますけど、それも言いくるめられてしまいます。
顕現した長義は山姥切を
『偽物君』と揶揄しますけど、ここでは生まれたばかりの山姥切と一緒だったんですよね。
長義が、
『今は生意気な顔をしているが、生まれたばかりの時は・・・』なんて過去話しようとして、極めたまんばに力づくで止められればいいと思った(笑)
結構な期間、同じ主の元で一緒にいたはずなのに、なんでお互い初対面な雰囲気かな(笑)
ちなみに、山姥切長義は国広によって磨り上げられ、銘が消えたそうで、その時のことが茎に几帳面な長文で刻んでありますよ。
磨上無銘って、大体なんの情報もなしにされて、後に鑑定家によって極められたりするので、国広ってかなり真面目なんだと思います。
だからこそ、山姥切も写しにしては異例の重文になってるんですけど、弟子の在吉としては、
『あんな真面目な人に余計な仕事させて!』ってことでしょうね。
そんなわけで、引き下がりはしたけど渋々の在吉を見送った顕長の元へ時間遡行軍が現れ、彼を取り込んでしまいます。
鈴の音と共に始まるOPがかっこいい。

OPが終わると、雨の中、山犬に追われた長谷部、小夜、山姥切が座席の中を通って舞台へ。
この日はめちゃくちゃ寒かったらしくて、山犬役になった人はあったかくて嬉しかったそうです(笑)
そもそも永禄へ行くはずだった三人は、いきなり小田原に飛ばされて困惑です。
しかも、現在の時間は違うにしても、小田原は山姥切が敗北したトラウマの地。
同じ隊で敗北した三人が、嫌な思い出を語るうちに、鈴の音が響きます。
なぜか、その発生源を探して行くと、山犬に襲われる一般人発見。
普通なら、ここはほっとくべきなのに、なぜか助けてあげる三振り。
いいのかそれで。
歴史が狂うんじゃ、という私の心配をよそに、助けてあげた在吉が国広の弟子だと知り、更にはおしゃべりな彼に
『写し必要ない』って断言されて、山姥切がガチへこみです。
さすがの長谷部も止めに入るくらい、遠慮のない
ザイキチ ノ コウゲキ!
そのくせ、
返す刀で山姥切を誉め殺す在吉。
お前は本当になんなんだ(笑)
『もぉおうち帰る!!』
な山姥切にしかし、長谷部は『この時代に飛ばされた理由が時間遡行軍なら、調査しないわけには行かんだろ』と、留まるように言いますよ。
けどそこは長谷部なので。
煽りと嫌味はセットです。
お前はもうちょっと素直にならんかな(笑)
精神的には一番大人の小夜が、呆れつつもこの時間軸に留まります。

一方で、鈴の音に誘い出された氏直が山犬に襲われ、助けに来てくれたと思った顕長に煽られて、主戦論に傾いてしまいます。
元々、父の主張する籠城でいいのか、という疑問を持っていた氏直。
顕長の言う通り、昔はそれでよかったんですよ。
小田原城は街全体を覆う総構えで、領民を城内に入れて籠城すれば、十分戦える城だったんです。
ですがそれには、
『武将以外の雑兵が農民』という、大前提があってのことなんですよ。
戦国時代の兵は、領主とその家臣の武将以外は、農民で構成されています。
農繁期になれば領国の財政のためにも、田んぼや畑に帰って収穫してもらわないと、領主も困るんです。
なので、城攻めの期間は農閑期と限られていて、籠城する側も、
農繁期まで耐えれば大丈夫、と言う意識があったんですね。
ところが、
秀吉の軍は雑兵まで軍事専門職だったんです。
田んぼで収穫して稼ぐ人たちではなく、戦功をあげてお給料もらう人たちです。
なので、農繁期だろうが構わず城攻めを続けるし、そんな連中が陸だけでなく海まで囲んで攻めてくるのですよ。
そりゃ、落ちるわ。
これまでの勝利条件が覆った瞬間です。
信長の、実在したか怪しい鉄砲隊以上に、厄介な存在ですよ。
氏直は、きっとそのことが不安材料だと思っていて、だからこそ惑いの鈴に操られたのでしょう。
時間遡行軍まで現れて惑わす中、山姥切たちが敵を切り伏せますけど、その三振りがまた、惑いの鈴に惑わされる羽目に。
長谷部は信長のこと、山姥切は写しであること、小夜は復讐に捕らわれていること。
メンタルやられる三人に、メンタル強い連中が援軍に来るのは胸熱でしたね!
主さん、よくわかってる(笑)
迷うことも修行、の山伏に、迷ってる暇あったら斬る、の同田貫。
記憶がないけど何か?な骨喰
に、迷っとったら商機ば逃すばい、の博多。
写しだけどメンタル強いソハヤ
に、酔ってて深く考えるの無理、の日本号。
在吉も、
『守るための戦がある!』と、氏直を立ち直らせて一同勝利。
山姥に化身した顕長には、斬るわけにいかないこともあって苦戦しましたが、山姥切が依り代の面を断ち切って勝利!
迷いを断ち切ったとは言えないけど、踏ん切りをつけました。
山姥切と小夜を調査に残し、それぞれに帰る北条主従と在吉、刀剣達。
小夜の迷いがいまだ晴れない様は、義伝に続く模様です。

この間、雨はだんだん激しくなるし、足元悪い中、殺陣も頑張ったよね・・・!
特に骨喰のスライディングは、あれをやらないと怪我をしていたかもしれない、と言う咄嗟の機転だったそうな。
短編だけど、ストーリーもしっかりしていて、見ごたえありました。
最後には雨もやんで、
空には三日月が浮かんだとか。
そうか・・・
見守ってくれたか。
それにしてもこの雨で、まんばちゃんは何枚布を交換したのかな。
キャストもお客さんも、
風邪引かないようにね!>息白かったもんな;

 







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