舞台 刀剣乱舞
- 悲伝 結いの目の不如帰 -






※こちらは2018.07.04の日記の感想に加筆したものです。

さあ!義輝暗殺から開始ですよ!
刀剣達は客席から登場。
三日月だけでなく、歌仙もいるからひらみ多くて素敵!
しかも昨日、刀ミュまりちか様の、重心の軽やかなダンス風殺陣を見たばっかりだったので、重心の低いひろちかの殺陣が、こちらはこちらでかっこいい!
義輝暗殺の場は、5月にもなって桜の狂い咲く中。
歌仙なら、
『(季狂いで)おぞましい』よりも、『散り時を忘れて見苦しい』という方が、彼らしかったかも。
ともあれ、三好三人衆・・・のはずが、二人しかいないなぁ・・・。
確か、歴史上では三人衆ではなく、二人だった、の方が正しいんだったっけ。
だったらこれで正しいのか。
二条城の中で、抵抗する義輝に畳を押し付けて動きを封じ、畳越しに刺し貫いた、というのが有名ですけど、今回は、桜の中で、
義輝が愛でていた刀剣で殺し、それを墓標にするという・・・。
なんとも、悲しい演出でした。
ちなみに、義輝が最初に振るったのは薙刀。
おそらく、
『俺の愛しい骨喰藤四郎』だったんだろうな・・・。
しかし当の骨喰は、義輝暗殺のシーンを見ても、何も言うことなく、大般若に感想を聞かれても
『特になにも・・・』と言いつつ、後ろ髪は引かれる様子。

一方の本丸。
1対多数の手合わせで登場のパパ上、動きが優雅でかわいらしい。
大包平を翻弄しますよ。
他の刀剣も、次々に1対多数で手合わせして、三日月の望み通り、
『強い本丸』になっていました。
厨では、
光忠’sキッチン開催中(笑)
今日の厨当番はみっちゃん&歌仙です(笑)
マグロ解体の歌、美声だな(笑)
楽しそうで何より(笑)
歌仙は相変わらず、手厳しいですけど(笑)
自分もかつらむきしながら、刀の本分を云々言いますよ。

その頃、長谷部と不動は修行に出て、長谷部は安土城築城当時。
戦装束のまま畑を耕して、お昼のおはぎに渋い顔です(笑)
もう、おはぎという言葉が出ただけで、爆笑の場内(笑)
期待しちゃうよね(笑)
不動はそれより少し前の時代で、蘭丸の弟にくっついて小間使いですよ。
・・・何しに行ったの、とは聞いちゃいけないんだろうな。

しかし、本丸の刀剣が強くなるに従って、敵の攻撃も激しくなりますよ。
義輝の死に際し、彼を貫いた彼の刀剣達の集合体、鵺が、各時代に現れては力を増していきます。
しかも、三日月は彼とまみえていながら彼を逃がすという様を、光忠に見られてしまいました。
軍議では、お互いにそのことに触れず、触れられず。
様子のおかしい光忠を、大般若や歌仙が気にしますけど、うかつに言えることでもなく。
そうこうするうちに、義伝で伊達刀達が葬ったはずの、黒き甲冑まで敵に加わり、三日月の存在をキーに本丸の位置を探し出し、襲撃!
いつか来るとは思ったけど、これはきつい・・・!
ほぼ全員真剣という激戦の中で、光忠と三日月が戦うという事態に。
三日月の強さに光忠敵わず、とどめを刺された瞬間を、まんばが見てしまってもう、言い訳もできない状況。
更には時間遡航軍の攻めに本丸が落ちるかと思われた時!
主キター!
まんばが止めるのにもかかわらず、戦闘の中に出てきて、光忠を庇ってくれましたよ!
その上、
長谷部と不動も帰って来た!
多勢の時間遡航軍を時間遡航させるという荒業で、主が本丸から敵を追い払って、第一部終了。
も・・・
待って待って、この展開怖い!!
今後、本丸襲撃にも備えなきゃなの?!
いや、予想してなきゃいけないんだよな、このくらいは・・・!
私だったらどうすべきか、と考えて、やはりここは、札と資材を持って逃げるべきなんだろうな。
主さえいれば、時間はかかっても本丸を立て直すことはできる。
しかし、まんばが言ったように、
『あんたが倒れればこの本丸は終わる』んだ。
主は、自分の命を最優先にしなければいけないのに、この本丸の主は、光忠を助けに出てきた。
・・・この人の性格を思うに、この先、ひどく辛い・・・・・・。

そして第二部。
本丸を襲撃した鵺に連れられ、義輝の元へ行った三日月と、それについて行った骨喰、大般若の捜索に、鶯丸と大包平、鶴丸が行きますよ。
やはり、主が寝込んでいる時は、近侍が代理になるんだな。
近侍というよりは、第一刀かな。
うちでは歌仙がやってくれてます。
鳥太刀は無事に三日月達を見つけますけど、まずは本丸へ報告。
残った刀剣達が、改めて三日月を追いますよ。
主は・・・政府の要請で、三日月の刀解をすることに。
・・・光忠一振りを助けるために、戦闘の只中に出てきた主だぞ。
そんな彼が、政府の命令で三日月を解かさなきゃいけないことになるなんて・・・!
きっと、彼の意思ではないでしょう。
彼が、三日月を裏切り者と見做していたなら、政府の命令が出る前に解かしていたはずだ。
主には、その権限があるんだから。
なのに、政府の命令が出るまでは・・・多分、本当に寝込んではいたけど、ある程度の時間稼ぎはしたんじゃないかな。

ともあれ、鵺に
『時鳥(ほととぎす)』の名を与えた義輝は、またも殺されてしまいました。
時鳥としての物語を得た鵺も、政宗の黒甲冑も、更に時を戻して義輝を生きながらえさえ、信長の世をなくそうとしますよ。
時鳥は、純粋に義輝を守るため。
黒甲冑は、政宗を天下人にするため。
それぞれの思いのために奮闘するも、刀剣たちに阻まれてしまいますよ。
義輝の無念を断ち切るのは、骨喰。
『俺の愛しい骨喰藤四郎に介錯をしてほしい』という義輝に、『覚えていない』としか言えない骨喰。
『(辛いなら)俺が代わろうか』と言ってくれる大般若の申し出を断って、愛してくれた主を手に掛けます。
もう・・・この話、本当に見ている方も辛い・・・!

時間遡行軍には敵対しながらも、仲間の刀剣に囲まれ、1対多数で切り結ぶ三日月。
この殺陣、本当に見事で美しくて、とても素敵だったのだけど、展開がつらすぎる・・・!
一人、三日月とは戦えずにいた山姥切は、いつしか歴史の渦に巻き込まれますよ。
行き着いた先は円環の果て。
そこにいたのは、既に人の身を保てず、衣装も髪も白くなった三日月と、見届けに来た小烏丸。
消えかかっていてさえ、三日月の強さは相変わらずで、山姥切は勝負に負けてしまった。
しかし、直後に三日月は、主の刀解によって、はかなく消えてしまってもう・・・。
これは、この三日月は、円環から抜け出せたんだろうか。
そして、彼が見守ってきた山姥切は、彼の円環を断ち切る事ができたのか。
負けた以上、彼が三日月の輪廻を断ち切る事ができたとは思えず、三日月はまた、時間の円環の中へ戻ったのか。
新たに顕現した三日月は、どの三日月なんだろう。
記憶はあるのかな。
なんとも悲しい話だった・・・。

五月雨は 露か涙かほととぎす わが名をあげよ 雲の上まで

義輝の辞世の句が、そのまま三日月の辞世に思える。
義輝にとってのほととぎすは骨喰で、三日月にとってのほととぎすは山姥切だったのか。
だとしたら、負けはしたけれど、この時代の山姥切は三日月を解放した存在であって欲しい。
虚伝の頃から、三日月が大切に見守り、厳しく育ててきた刀だもの。
心身ともに強くあってほしい。
この本丸の主も、きっとそう思っているでしょう。

も・・・ショックすぎて、涙が・・・・・・。
これ、我が本丸の、最愛の小狐丸でやられたら、ショックで寝込む・・・。
末満さん、なめてたわ・・・・・・。
あの人、TRUMPの生みの親だったわ・・・・・・。
容赦なさすぎてもう・・・他の本丸のこととは言え、辛すぎる・・・。
刀ミュ本丸の三日月も、かなりラスボスだったけど、この比じゃないわ・・・・・・。
大千秋楽は、とてもじゃないが映画館でなんて見られない。
部屋にこもって、見た直後にそのままお布団入ってしくしく泣くんだ・・・・・・。
ディレイ付き配信、早く・・・・・・!

 







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