舞台 刀剣乱舞
- 天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-






一回目は2/17 11時からの定点、二回目は同日16時15分からのスイッチングで観劇です。
その後、ディレイで観まくって、千穐楽までの感想ですよ!

出だしは相変わらず、いきなりの大音量(笑)
劇場で観ていると、びくっとなるやつです(笑)
今回は大きな劇場のため、セットも大きくて迫力です。
定点だと実際の座席より遠くて、オペラグラスも使えないために、前情報がないと誰がどうしているのか、よくわからないですね。
審神者なら、遠目でもどのキャラが動いているかわかるけど、キャラを知らないまま観るのは辛いだろうという遠さ。
スイッチングの方は、カメラが寄ってくれるのでとても見やすいです。
しかも、千秋楽の際はカメラ18台で、しかもここぞというスイッチングしてくれて、すばら!
マウスガードも、綺伝の時はまだ手探り状態で、おそらく市販の物を使っていただろうに、今回は舞台に特化した物へ工夫されたのか、全然曇らないし表情も見やすくなっていて、素晴らしい。
必要なものは進化する、ってことですね。
前列のお客さんはフェイスガード着用で、感染対策に気を使っているんだな、ということが、はた目からでもわかりました。

そんな舞台、いち兄の語りから、大坂冬の陣前夜へ。
ほとんどシルエットだけど、信長の姿もあるということは、既にキャストが決まっていて、しかも出演は決定なんでしょうね。
家康の元にはなぜか、既に太閤左文字がいます。
子猿(小猿?)と呼ばれる太閤は家康をもう、
『権現様』と呼んでいる。
・・・しかしなんで時間遡行軍と一緒にいるの、この子はー!!
と思ったのは初見時。
ちゃんと、敵対してたんだね。
一振りで対処できるとは、中々の実力者です。
極だって、これは敗北レベル・・・と思ったんですけど、ツイートで
『極修行じゃない?』ってつぶやき見て、納得!
そうか、それなら一振りで行くよね!
そこでたまたま、過去の自軍と行き会ってしまったのか。
・・・この政府の時空門、ポンコツじゃね?>言いすぎ。
ともあれ、そんな太閤ちゃんは、ちゃっかりと家康に取り入って楽しそう。
その頃、大坂城にも現れた時間遡行軍を、ジョ伝からはだいぶ年を取った弥助が排除です。
ここで何より衝撃だったのは・・・
時間遡行軍がシャベッター!!!!!
おま・・・
喋れるのかよー!!
鶴さんは夏の陣で、盛大に驚いてくれるだろうか。
阿形が太刀、吽形が打刀のようです。

OP始まって、刀剣男士登場。
初見時は、太閤が時間遡行軍とつるんでいると思ってたから、
『なんでしれっといるの?!』だった。
OPの曲調は和風に戻ってますね!
刀ステの曲は、虚伝で和風、義伝でスペイン風(おそらく政宗のスペイン派遣から)、ジョ伝で賛美歌風(如水さんはキリシタン)と、テーマ曲があるから、ここで一旦回帰なのかな。
ちなみに・・・
悲伝のメイン曲はカノン。
同じ旋律を繰り返す、つまり、三日月が巡る円環を表しているかと思います。
ともあれ本来は、OPに一期の戦闘シーンもあったのかなぁと思うんですが、本田君がぎっくり腰になってから殺陣を変えたって言ってたから、なくなったのかなぁ。
そこの変化はわかりませんけど、キャストの体調第一ですし、特に流れがおかしいわけでもないので、良いと思います。
何より、脇差兄弟が仲良くしているのが至福なので、なんの問題もありませんありがとうございます。
今回初(だと思う)敵脇差も出てきて、
『あれ、三次元化できるんかい』と思いましたよ。
さすがに苦無は無理だろうけど、あれやってくれたら全私が滾る(笑)
それに、OPで既に、弥助とまんばの因縁の対決もあって、
感無量。
ライブ配信で見た時は、画像悪くて
『なんか巻物燃えてる』としか思ってなかった背景が、実は時系列のお品書きだったことには、スイッチングをダウンロードできるようになってから気づきましたよ。
呑み取りの槍って、燃ゆる本能寺の直後だったのか(笑)
これ、時系列順に見直すのもいいな!
初見時は、天伝は慈伝前と思っていたので、観て行くうちに
『これ、悲伝前?!』ってなったんだけど、こんな序盤に時系列出してあったんかい。
今回の冬の陣、次回の夏の陣、からの悲伝になるわけで・・・。
おいおい、
審神者のメンタルゴリゴリ削って喜んでるだろ、末満さん!!
そんなんやから、ミュ派に
『あんなん怖くて見てられるか!!』って言われるんだよ(笑)

ちなみに観劇後、時系列ごとに見ようかと巻物のタイトルを書きだしてみたんですけどね。
1.序伝
2.【空白】
3.虚伝
4.恕伝
5.外伝
6.義伝
7.如伝
8.天伝←今ここ
9.无伝←多分
10悲伝
11慈伝
12【空白】
13.維伝
14.綺伝

の順番になってる。
无伝以外で開いてる場所、てっきり虚伝再演と綺伝改変だと思ってたけどこれ、
序伝と慈伝の後になんか来るんだね?!
慈伝で修行に出たまんばが、維伝で敵打刀として現れる理由が、この【12】の公演でわかるのかな?!

観たいけどめっちゃ怖いなこれ!!
それに意外と、
【2】の辺りで三日月と円環の秘密が語られそうな気がする!
このどちらか、もしくはどちらもが、加州と蜂須賀の特命かもしれないけど、綺伝の続きであってほしいな!

さて、本編。
九度山から招集されて、真田信繁大坂城入城。
この当時の城は
『大坂城』、原作の小判収集場は『大阪城』(昭和の改修後だそうな)
現在(令和)見られる大阪城は徳川時代に建てられた城を再建したもので、豊臣時代の大阪城はこの地下に埋まってますよ。
なので、我らが掘ってる大阪城は、昭和の改築もあるだろうけど、
豊臣の大坂城かも知れないってこと。
大坂城の外では、偵察を終えた粟田口兄弟集合です。
ずおが説明しにくい、家康の傍にいる太閤が、別枠でキャッキャしていてかわいい(笑)
ずおばみ兄弟も負けずに可愛い。
可愛いで殴って来る男士達最高だな。

場面移動して真田丸。
まだ普請中(建設中)のようです。
ここでは
『出城』と言ってますけど、正しくは『出丸』でしょうね。
大阪城の出丸。
本丸、二の丸、真田丸、の出丸。
城の外にある丸だから出丸。
ただし、規模は出城と言っても差支えのない巨大さだったそうな。
真田丸の南には、深さ8m、幅40mの空堀があり、2階建ての塀を設置して、武者走り完備。
これがあれば、兵士は自由に移動して、攻め手を銃で殺せる。
一方、敵方の銃弾は、当時の銃の射程距離が30m程度なので届かない。
二階建ての櫓(やぐら)は、堀の底から見たら10m以上の高さがある上に、 堀の底には乱杭、柵、逆茂木を設置して、更に障子堀がある。
障子堀はワッフル状にくり抜いた堀のことで、骨喰達が戦う狭い台形のセットはこれのことだと思う。
つまり、難攻不落ってやつです。

さて、浪人として真田丸の普請に参加しているまんばを、加州が鶴さんみたいな悪戯して脅かして可愛いったら(笑)
宗三まで丸太かついで頑張ってますよ(笑)
爪の色剥がれた、って不満そうな加州可愛いな!
ジェルネイルにするといいよ!
そんな中、大野治長がやって来て、いちゃもんをつけますよ。
『大坂城に戻れ』って言われてるんだから、城に入ることを目的としている男士達は、『いいぞやっちゃえー』って言いそうなもんですが、真田丸を壊すことは信繁が断固拒否です。
男士達も、
『真田丸を壊して歴史変わっても困るし』と、信繁の味方をして大騒ぎです。>真田丸が壊されるのは、大坂冬の陣の後の和議での条件だから。
誰何されて、
『恩賞目当ての浪人でーす!』って言っちゃう加州の挙動が一々可愛い(笑)
初見では、定点&時系列が見えなかったこともあって、弥助が年を取ってることもわからなかったし、悲伝前だとも思ってなかったので、
『弥助を知ってる、ってことは、ジョ伝の時間軸の山姥切で間違いないんだよな。无伝の時間軸、どうなってるんだ』って思ってた。
弥助に加え、阿形と吽形との戦いに、一期も加わって対戦です。
さぁ殺りましょう、ってところで、秀頼が止めに入ります。
阿形と吽形は、予言のできる生き物として認識されているようで、
男士達はまんまとおびき出されたんだよ、ってことに。
ってことで、
弥助と阿形吽形と一緒に秀頼様を守ってね、よろしくね!って話をしているのに!
まんば、結構血気盛んだから、
『ここで弥助たちを斬ればいいじゃん』ってなる(笑)
一度兄弟を折られたまんばの不信は強い。
なのに、弥助は
『汝、敵を愛したまえ』という、あのセリフをまた言ってしまいますよ(笑)
弥助には当時の記憶がないのでしょうけど、それ、
まんばがめっちゃキレる奴。
めっちゃトラウマセリフ。
斬ったれ、のまんばを、いち兄が止めますよ。
いち兄は、徳川方にいる太閤の存在を聞いているので、
まずは状況確認、状況把握を提案して、刃を納めさせます。
宗三は弥助の語った内容に対して、まんばに意見を求めましたけど、多分、今回の隊長は一期なんですよね。
まんばも、今回の隊長は一期だから、と言うことで刃を納めたんでしょうね。
・・・ちょっと失礼だぞ、宗三。
さて、ロイヤルな作法で秀頼に一礼したら、
『父上』なんて呼ばれて困るいち兄に、『名乗っちゃだめだよ』ってジェスチャーする加州可愛い。
加州何しても可愛い。
名乗れないいち兄を、
『藤吉郎』と呼ぶことにした秀頼。
仮名(けみょう)とは、元服の際に烏帽子親(えぼしおや)につけてもらう呼び名だそうです。>情報源・細川のご隠居様。
さて、いち兄と宗三を秀頼の元に残し、まんばと加州は徳川方へ。
弥助情報は本丸で共有されている模様で、宗三も弥助のことは信用できないようだ。
いや、
しなくていいけど。

徳川方へ赴くことになったまんばと加州ですが、いかにも昔馴染みという雰囲気で良い。
ステの加州は、まんばを
『国広』と呼んでますけど、だったら堀川国広の方はなんて呼んでるんだろう。
国広三男?
むっちゃんを
『吉行』と呼んでいたり、ステのはじまりの五振りは、歌仙以外は互いに下の名前で呼んでるのかな、蜂須賀が出てきたら『虎徹』って呼ぶのかなと思ったんですけど、加州以外は『山姥切』って呼んでるから、蜂須賀でいいのかな。
ハッチの特命はいつでしょうね。
この流れ的に、特命はステがもらったと思うんだけどなぁ。
ってわけで、
加州は次期隊長決定でしょう。
来年の今頃、慶応甲府のステやってるでしょうな。
・・・いや、先に綺伝本編だから、下手したら来年の年末年始か?
その間にハッチの特命やってくれてもいいんだけどなー。
ステもミュも、先に脇役として出してから、
『次の隊長は彼』となるので、加州が先でしょうね。
今回の一期座長は例外として(というかまっきーいるし)、ずっとまんばとして出ていたまっきーとか、二作目から出ていた歌仙のわだくまとか、なるべくして座長になったキャストはともかく、脇で出て次座長、ってなった青木陣は本当に大変だったろうし、プレッシャーすごかったろうな、って、同情せざるを得なかったよ・・・。
加州も頑張れ。
次の座長は君だ。

一方の脇差兄弟は、茶臼山で徳川本陣の偵察です。
仲良し兄弟可愛い。
骨喰が、
『鯰尾』って呼ぶの、全メディア初じゃないですかね。
原作も花丸も、
『兄弟』だもんね。
いいぞもっと呼べ。
ちなみに
『鯰尾』は刀の造形からだけど、『骨喰』『振る真似をしただけで骨まで砕ける』と言う性能なので、この骨喰藤四郎の他にも『骨喰』のスキルを持った刀剣はたくさんあって、一説では薬研も『骨喰』だったそうな。
脇差兄弟が仲良ししている間に、徳川軍に見つかって戦闘開始。
人間相手なので、軽くあしらって逃げて行く
ずお可愛いのもいい加減にしろ。
太閤左文字も追っかけて来て、直接対決です。
初見時は敵方かも、と思っていたので、彼が
『歴史を守る』って言った時は、どうなっているのかと思ったよ。
脇差兄弟と直接対決・・・と思いきや、太閤は単なる勘違いと気づいて、早々に止めに入りますよ。
ばみっちとずおっちって可愛いな(笑)
直後に合流した加州は
キヨキヨなんだね、キヨっちじゃないんだね(笑)
まんばは
てるてる坊主って(笑)
『あぁ、てるてる坊主だ』って、乗っかって手を叩かれる加州可愛いかよwww>最初の配信版。千秋楽では叩いてなかった。
太閤左文字は、今回出陣している隊とは同じ時間軸の男士ではなく、未来の男士だそうで、太閤が顕現した時にはもう、まんばはいなかったらしい。
・・・維伝の秘密が明らかになるのか?!って、身構えた時に邪魔・・・じゃない、家康率いる徳川軍が追い付きましたよ。
太閤がとりなして、いきなり始まる
太閤左文字劇場www
歌って踊れる二条城会見
って(笑)
まんばがめっちゃ困っている上に、鯰尾がノリノリでダンスに加わろうとして、まんばに引き戻されたり(笑)
『三つ歴史に仇なす敵を退治てくれよう、太閤左文字!』ってのは、桃太郎侍のパロディですね。

一つ 人の世の生き血をすすり
二つ 不埒な悪行三昧
三つ 醜い浮世の鬼を退治てくれよう桃太郎


ってのがあるんですよ。>昔の記憶なので、間違っていたらすまない。
随分前に、高橋英樹が
『撮影時の尺が余っちゃって、アドリブしたのが定番になった』とか言ってた気がする。
今の大河で言う、
『こんばんは、徳川家康です』と思ってください。
太閤左文字劇場が終わったら、早速家康からのツッコミが(笑)
じいさん厳しいな(笑)
戦ジャンキーのファンキージジィはなんだか、加州に鬼がらみしますよ(笑)
天伝でくそジジィに絡まれて、慶応甲府でくそジジィに絡まれて、加州のジジィ嫌いが加速する(笑)
でも、この家康が言うことはわかる気がする。
『お前の見聞きしたものだけが世のすべてだと思うか!』って、加州だけじゃない、誰にでも当てはまると思う。
特に、今みたいに
『見たい情報』だけが並べられている状況はね。
ニュース記事でも、その人が見る傾向があるものだけ提示して、反対意見の記事は排除する方法、偏見と分断を加速するだけだから、すぐにやめてほしいと思っている。
ともあれ今回の家康は、
ジジィのくせに血気盛んだな、って思われるかもだけど、家康の身体能力がトップアスリート並みだったってのは史実らしい。
江戸時代は神格化されてしまったけど、戦続きの世を生き抜いたのだから、そうそうじっとはしておれんだろうな。

そんな徳川方にも、現れる時間遡行軍。
両陣営に等しく現れる目的は、未だ解明せず。
脇差兄弟に警護を任せて家康を逃がし、はじまりの二振りがお相手です。
『着崩れ無し』ってところにこだわる加州可愛い。
単独で戦っていた太閤と合流して、改めて太閤に尋問です。
ここで、彼が
未来から来た男士だと判明。
ジョ伝と同じく、時間軸が狂ってしまったらしい。
政府の時空門、ポンコツか。
未来の太閤は、
まんばが旅に出たまま帰ってこなかったって、サラッとすごい情報出して来たぞおい・・・
では、そのまま時間遡行軍の打刀になって、三日月を探しているのか・・・?
歴史を初めからって、どういうこと・・・!
自分達が歴史を改変することがないよう、未来の出来事を聞こうとしない加州、可愛いだけじゃない自制心が素晴らしいね!
まんばも応じて、太閤が自分の本丸の男士だと認めますよ。
本丸によって、特色があるのだろうな。
ちなみにうちの本丸のまんばは、はじまりの五振りの中で末っ子キャラです。(年齢ではなく)
蜂須賀はママ。(自称)
一方、家康を守る脇差兄弟は、ファンキー家康に振り回されてますよ(笑)
この家康、好きだわ(笑)
やっぱり、戦国のジジィはファンキーでないと(笑)

その頃の大坂城。
弥助の元へ、宗三がやってきますよ。
弥助の狙いは何か、と問う宗三に、官兵衛に託された戦歴書と阿形吽形のことを語ります。
すべての糸を引いているのは官兵衛って・・・如水さん、ステにどこまでもついて回るんだな!
ラスボスじゃねーか!!
ちなみに如水さんが亡くなったのは、京都伏見藩邸だそうです。
御鷹屋敷だったら福岡城だったのに、伏見かぁ・・・。
『ここに阿形と吽形いたんだよ!』って、写真撮りたかった。
・・・いや?
亡くなったのは伏見藩邸でも、阿形と吽形がいたのは福岡城内かもしれない!
ワンチャン!
弥助の史実としては、本能寺の変の後、フロイスの元へ帰されるんですが、
九州の戦で黒人が戦っていた、という記録があるそうで。
それが弥助だという証拠は何もないし、当時の日本には結構、外国人が来ていたので、黒人だって弥助の他にもいたんでしょうけど、この話はそれを弥助という説で作っているのかな、と思います。
まぁ、九州と言っても、如水さんが関わる筑前や豊後ではないのですが。
ともあれ、弥助の狙いは歴史の大筋を変えることなく、信長や秀頼を
『諸説』へ逃がすことだそう。
つまり、ミュの三日月が、義経や信康へやったようなことを、ここでは弥助が信長や秀頼に対して行おう、ということですね。
それを良しとするのがミュ。
絶対に許しません、にしちゃうのがステ。

末満さん・・・そういうとこが(ry
ステで常に言われる、
『歴史を守るのが刀の本能』というのは、おそらく生存本能ですね。
『歴史の中の逸話、物語、それを軸に顕現したのが刀剣男士』ということなので、例えばここで家康が暗殺されて豊臣の天下が続けば、沖田総司は佐幕派の新選組の一員としては存在しなかったかもしれない。
そうすれば、沖田総司の刀としての、加州と安定はいないことになる。
歌仙やまんばは、このタイミングならギリ生き残るかもしれないけど、陸奥守吉行も、坂本龍馬という人物が表舞台に出ないことになったら
『土佐の名刀』ってだけ。
ちなみに長曽祢虎徹は元甲冑師で、戦が終わって甲冑の注文が減って生計が立たなくなったから刀匠に職替えしたそうな。
つまり、ここで戦が終わらなかったら、
長曽祢虎徹が刀匠にならず、蜂須賀や浦島はそもそも生まれなかったかもしれない。
はじまりの二振りなら、
『絶対に弥助の野望阻止する!!』になりますよね、そりゃ。
ママが生まれなくなっちゃう。>自称だが。
ここで宗三が、弥助から戦歴書を取り上げてくれたら今後の対処もしようがあったのじゃないかとおもうのだけど、宗三はそこまで強引ではなかったか。
それとも、まだ直接には官兵衛と関わってないから、ラスボスだとは思わなかったか。
ここで弥助と一人で戦っても不利と判断したのか、そのままお別れです。

一方のいち兄は、秀頼と共に天守から大坂の街を眺めていますよ。
天守閣、と言わないのは感心だな。>正確には天守。
秀頼に秀吉のことを尋ねられても、記憶がないいち兄は、答えることができずに困ってしまいますよ。
ただ、秀吉の声は、記憶の隅に残っているようで、秀頼の屈託を晴らす方向へ持って行きます。
それも、記憶があいまいなせいで、うまく行かずにいち兄自身も屈託を抱えてしまうという。
自分が何者か、というのは、若い頃に抱えるアイデンティティクライシスですが、秀頼は
『本当に秀吉の子だろうか』という屈託まで抱えて大変。
周りが色々言うだろうからね。
虚伝でも言われてましたけど、
『何者か』というのはステのテーマなのかもしれない。
信長は、秀頼は、一期一振は、三日月は、何者なのか。
家康とは違う意味で、秀頼もまた、戦を望んでいて、これはもう、止められない。

その頃、秀頼の父ではないかとの説がある治長も、悶々としていますよ。
治長としては、秀吉の天下を秀頼が継ぎ、天下泰平に治めることが順当だと思っていて、家康は天下を簒奪した大悪人なんですよね。
そのために、この戦には絶対に勝たなければならず、信繁も自分のためだけでなく、父の名誉のためにも勝たなきゃいけない。
家康だけじゃない、ここに集う歴史人物、全員戦ジャンキー(笑)

そんな中、時間遡行軍が真田丸に攻め入ります。
ここではまだ、時間遡行軍の狙いはわからないまま。
男士達は徳川方と豊臣方に分かれて時間遡行軍との戦闘です。
大坂城内に易々と侵入する時間遡行軍が、わざわざ真田丸を城攻めにするなんて、罠以外のなにものでもないけど、対応しないわけにもいかない。
ただでさえ少ない男士を更に分散するのはダメだよ、とは思うんですけど、敵は多くてもそこまで戦闘力は高くないようで、一振りずつでも対応可能なようだ。
百人力は伊達ではないようだな(笑)

孤軍奮闘のまんばの元に加勢に来たと思われた信繁は、しかし、まんばを刺傷。
時間遡行軍を直接に操っていたのは信繁で、男士達をおびき出したそうな。
こちらも、弥助の入れ知恵で秀頼を諸説へ逃がす目論見だという。
弥助は
歴史改変が目的ではない、と言っているので、この齟齬も官兵衛による策の一つなんでしょう。
信繁は誤った情報を伝えられているのか、配下の兵士達が持つ刀剣を、真田十勇士として顕現させるつもりらしい。
審神者でもないのに、できませんけどね・・・。>審神者でもできねぇわ。
諸説に逃がす可能性を示したのは官兵衛で、その言葉を伝えるのは阿形と吽形。
だったら、歪めて伝えているのは阿形と吽形かな。
弥助も、自身の刀を刀剣男士として顕現させて、時を遡って信長を救うつもりだそう。
いや・・・こちとら気軽に(と言っても、鯖満杯で1週間待たされたが)審神者になって、ころころ顕現させてますけど、この世界での審神者って、もっと厳しい審査とかあるんじゃないかな・・・。
少なくとも、気軽にはなれそうにない気がする。
知ってか知らずか、弥助と信繁は刀剣男士を斬ることで、自身の刀に逸話を纏おうとしますよ。
ここでまんばは、今までの違和感に答えを出します。
彼らの目的は、歴史改変ではなく、刀剣男士と戦うこと。
囲まれて絶体絶命のピンチを救ったシルエットは、間違いなく
大千鳥十文字槍と泛塵!!
ここで出てくるのか!!
脱出したまんばは加州と合流して、一時撤退です。
一時撤退の判断ができるようになったんだね、まんば・・・!>感無量。
それに、
『頼めるか?』って言ったの、この本丸で加州が初めてじゃないかな!!
始まりの刀達、信頼が厚くて素晴らしいよ・・・!

その頃大坂城では、いち兄が時間遡行軍を撃退。
しかし、すっかり自信喪失した秀頼が、無謀な戦に出ようとするところを、剣を交わして止めます。
千秋楽で大写しになった、震える手で柄に手をかけるいち兄と、人に刀を向けるのは初めてかな、と思わせる秀頼の演技が素晴らしかった。
それにいち兄は、笑顔とか悲しみとか、感情を見せる表情を一瞬で無表情に変えてしまう。
そこがまた、人ならざるものと言うか、腹の底が見えない感じで解釈一致です。
実力差を示すように秀頼を片手であしらういち兄は、決して彼を傷つけようとはしません。
秀頼の命を守ることが、秀吉との約束だから。
『あなたを守ることができなかった』と、秀吉の言葉をも語る彼に、更に何者かと問う秀頼の前に、いち兄が膝を折って名乗りますよ。
いち兄の耳が赤くなっているのが、強い思いを語っている風で感動です。
主以外に膝を折る刀、二振り目。
長谷部が長政へ膝を折った時は、今の主への忠誠心を知る博多が居心地悪そうに身動ぎしていましたが、宗三は静かに見守ります。
刀が人間の姿になっている、という途方もない話を、混乱しつつも信じる秀頼。
思いがぶつかり合う、いいシーンでした。
豊臣が敗北する運命を知らされたところで第一幕終了。

第二幕は童謡から始まります。
時は戻って、九度山に蟄居していた真田信繁の元へ、弥助たちが訪れた時のことですよ。
『花のようなる秀頼様を 鬼のようなる真田が連れて 退きも退いたり かごしまへ』
の童謡は結構有名な歌で、魔界転生でも歌われていた。
この逸話を
『諸説』として、秀頼を鹿児島へ逃がそうと、弥助と阿形、吽形が九度山の信繁を誑し込みます。
弥助が
『やったね!』って感じで言うセリフが、『ブラーボゥチリコンカン!』に聞こえるんだ・・・。
チリコンカンっておいしいのかな。
ともあれ、信繁ほどの人なので、ある程度はわかっていて、あえて乗ったのかもしれないな。
しかしそれを如水さんは、わかった上で信繁を誑し込むように仕向けたのかも、とも思う。
あの人ならやりそうだ。
ここで信繁を引き入れた弥助達は、真田十勇士という
『逸話の素』を手に入れたことに。
无なる逸話の強さ、だから无伝か。
ここから更なる地獄へ続くのですね。
阿形と吽形は、
自分達を楽しませてくれる人物、という目で如水さんのことを見ていたようで、如水さん亡き後、弥助に従ったのは、一度は刀剣男士に勝っていながら歴史の表舞台から消えた彼が、刀剣男士の、と言うよりは、政府や審神者の目をかいくぐって行動できるため、如水さんの目的を果たすことができるだろう、と見込んだためだそうな。
その目的のために、いずこかの審神者の躯から手をもぎ取って、貸してあげるね、って・・・。
審神者の立場ー!!!!
え、なに;
死してなお、如水さんの野望を果たすために手を奪われて、物の心を励起するために使われるの?!
死体損壊ヤメレ!!!
ヤバイ、こいつら殺さないと!!(真顔)

今はまだ、亡くなった審神者の手だけど、
『やっぱり活きがいい方がイイヨネ!』なんて、狩られるようなことがあったら困るじゃないか!
殺られる前に、殺るんだよぅ!!←心がやくざ。

時は
『今』に戻って大坂。
脇差兄弟は、はぐれてしまったまんばと加州を捜索中です。
治長に大坂城を追い出されたいち兄と宗三も合流。
今は大坂から時間遡行軍の気配が消えていて、
城を守っていなくても大丈夫、と言う状況だそうな。
同じく、徳川方からも気配が消えたとかで、太閤も合流。
原作の
太閤&宗三回想シーンですけど、舞台の左文字兄弟の会話、めっちゃ可愛いです。
宗三の、
『えぇ、可愛いですね』は、爪だけじゃなく太閤ちゃんにもかかっていると思う。
ここで、宗三が
『刀の時以来の再会』と言うのについったで『なんでなんで?!』って盛り上がっていたんですけど、その中で、『太閤は口が軽いけど、加州達と先に会って、ここにいるのは過去の仲間だってわかったんだから、ここの宗三がまだ自分と会ってない宗三だって知ってるんだ。話を合わせられないほどアホの子じゃない』って意見があって、なるほどね!って思った。
ごめん、てっきりア・・・いや、なんでもない。
兄弟以外には距離を置く宗三が、すごく優しく笑うのを、粟田口兄弟ガン見(笑)
気を取り直して、この場にいる左文字兄弟と粟田口兄弟は皆、秀吉が元主と言う共通点があり、その歴史、その物語、秀吉の意志によって、この場に引き寄せられたのではないかと。
いち兄の脳裏に常に、秀吉の声が響いていることと言い、あり得ないことではないのかもしれない。
『それは幽霊みたいなものか?』って聞く骨喰が怯えていて可愛い(笑)
いつも無表情なのに、ホントはお化け嫌いなの、って感じがすごく可愛いよ、骨喰!!

一方、真田丸から逃げ延びたまんばと加州は山の中(たぶん)
劇場版刀剣乱舞を思い出すシーンです。>あの時いたのは薬研と骨喰だけど。
信繁に刺されたまんばの応急処置をしてから、つらつらと話す二振りが、
いかにも古株同士、と言う雰囲気で良い。
主は意味もなく近侍を選ばない、って加州のセリフには、大きく頷いてしまいましたよ。
私の場合は、
一番気が合いそう、と言う意味で歌仙。
最初はそりゃあ、ケンカばかりで周りがはらはらしてたけど、今ではいい感じに纏まっていると思ってる。
それぞれの本丸で、それぞれに成り立って行って、推しは別にいるけど
初期刀は別格、と言う、なんだか不思議な関係になって行くんですよね。
人と刀だから、家族ではないし、恋愛感情なんて一切ない。(あるところもあるかもしれんけど)
だけど、本丸の要として特別な存在。
それが初期刀だと思う。
加州もはじまりの五振りのうちの一振りだから、別の本丸では要の役目を負っているけど、この本丸ではまんばが要だから、はじまりの五振りの性質として、
『自分だったらこうするのに』って、考えてしまうのかも。
歌仙はだいぶ年上だし、吉行は与えられた場所でベストを尽くす刀なので、
『この本丸では山姥切をサポートする』って決めたのかもしれないけど、加州は一番若いし、血気盛んな沖田君の性質を受けているから、ついつい口出ししちゃいそう、ってなるのかもね。
だから本来なら、
『かまってちゃん』って、加州が言うな、って話だけど、ここのまんばなら、『ほんとそれな!』ってなる!(笑)
この形が、きっとこの本丸のベストな形なんだよ。
『俺を写しと侮ったことを後悔させてやろうか』って迫るまんばが半笑いで、二振りでじゃれ合っている感じがいかにも親しげでとても良い。
維伝のパンフみたいに、顕現順の刀剣リスト載せてくれれば、加州がどの辺りで顕現したかわかるのに。
あれ、まだ未登場の刀剣は載ってないんですよね。
短刀の次に脇差兄弟が顕現して、へし、歌仙、陸奥と続いているから、加州もこの辺りにいると思うんですけど。
さて、鯰尾が二人を見つけてくれて、再び去ったのち、場面変わっていち兄と太閤。
太閤は秀吉のことを覚えているので、楽しそうに思い出を語りますよ。
そこへ鯰尾が合流して、一同再集結のようです。

その頃の真田丸。
雪が降るシーンで、配信の日は実際に窓の外も雪が降ってたんですよ。(2/17)
すごいな、福岡は滅多に雪が降らないのに。
治長と信繁が、今までのこと、これからのことなどつらつら。
治長の父親説って知らなかったなー。
石田三成説は有名だと思うけど。
治長は戦への意気込みを語り、家康も気合十分、自身の敗北を知ってしまった秀頼も、戦へと。
このシーン、ミュージカルだったらキャストが高らかに戦への思いを歌い上げるんだろうな。
レミゼみたいだ。
一見、歴史通りに動いているのに、裏ではどうにも歪んでいる。
その糸を引いているのが如水さんという。
亡くなってもまだこの人は・・・。
生きている間の目的は
天下を我が手に!だったと思うんですが、死してなお策を巡らせる、そこまでの執念とはなんなんでしょうな。

場面戻って、再集結した男士達。
敵の目的は、真田十勇士となる真田の兵の刀と、弥助の刀を励起させようとしていること。
そのために、
刀剣男士を斬ったという逸話を欲し、男士達と戦うことを目的にしている、と言う、いつもの戦いとは違う状況に困惑です。
敵の目的を阻むには戦わなければいいのだけど、そうすれば歴史改変されてしまうし、と、ホントに
ラスボス如水さん。
綺伝でも思う存分働くようですし、この人、
『歴史』と言う盤の上で、『未来』を相手にゲームを楽しんでいるのじゃないかな。
歴史と言っても、彼にとっては
『現在』なのだから、彼にとっての『未知』を知る者達へ頭脳戦を仕掛けている、と言うところかな。
鶴丸の言う、
『天を驚かせる!』に一番近いことをやっている人かもしれない。
以前、歴史学者の磯田先生が、
『最近の若い人は歴史ばっかり好きで、未来を見てくれない。歴史は年取ってからでいいんです』なんて、『歴史学者がそれ言う?!』ってこと言ってましたけど、如水さんは1500〜600年代の人でありながら、2205年の人間にケンカ売ってるんですよ。
困ったラスボスだけど、そう思うと素直にすごい。
・・・って、待て。
鶴丸二振りいるんだから、どっちか通じたりしないよな?
やりそうなのは染鶴だけど。
骨喰の二振り目がいることは、次回の无伝で明らかになるんだろうか。
閑話休題。
敵の目的は、同時多発歴史改変で男士の戦力を分散させること。
悲伝でもやられたことですね・・・。
だったら悲伝でも、このことに気づいてほしかったよ・・・!
なにか対処してほしかったよ・・・!
本丸からの増援は望めないので、現状の部隊で対処です。
加州と骨喰は徳川、一期と鯰尾、太閤は豊臣、宗三とまんばが真田丸です。
まんばの
『皆、折れるなよ』と言うセリフは、私が見たのは優しい口調だったんですけど、それ以前は発破をかけるような厳しい口調だったとか。
いろいろ工夫してくれてるんですね。

さて、大坂冬の陣、開始。
弥助も、奪った審神者の手を使い、自身の刀を励起させる準備です。
今回の殺陣、すごすぎ。
見ているだけで息止まる。
細かい板を使っての戦闘シーンは、真田丸の障子堀部分だと思われます。
さすがに、堀+塀の高さじゃないしね。(高さ10m)
障子堀と言うのは、城の周りにワッフルのような、四角い窪みをいくつも並べた堀のことで、小田原城の支城、山中城が有名。
真田丸の辺りはそうでもないかもしれないけど、小田原の辺りは粘ついた土なので、雨が降るとぬかるんで大変。
進む先にいくつもの落とし穴があって、それがアリジゴクのように這い出せない、と言う厄介なものなのですよ。
真田丸の周りにはこの障子堀が巡らせてあって、それも徳川軍を苦戦させた一因。
ここで足止めされている間に、二階建ての櫓からバンバン鉄砲撃たれて死体の山を築くことになったそうな。
そんな障子堀の中で、なんでなんでわざわざ戦っているの・・・。
もうちょっと楽なところで戦いなさいよ;
観てるだけで大変そう。
それに、配信の時にはなかった、いち兄の堀を蹴って戦うシーン、負傷前の殺陣に戻っていたそうな!
千秋楽に合わせて調子を整えたのかもしれないけど・・・無理しちゃだめだからね!
太刀なのに短刀かよ、って動きと、血を振り落とすしぐさがカッコイイ!

一方の徳川方も、家康本陣に阿形と吽形が現れます。
家康は殺さない、と言う彼らに、エキセントリックジジィ大奮戦。
おかげで阿形と吽形がキレて、
『やっぱコローす!!』ってことに。
そこへ駆け込む加州と骨喰、真剣モードです!
カッコイイよ、二振りとも!!
吽形が
『キャーキャー』言ってるのが、黄色い歓声のようだよ(笑)
その頃、大阪城でも秀頼と治長が奮闘です。
やはり真剣モードの一期、鯰尾、太閤が助けに入ります。
元の主に会えた鯰尾も感無量だけど、太閤はひとしお。
一振り、秀吉の記憶を残す太閤が、
秀頼は間違いなく秀吉の息子だと断言して、彼の心の曇りも晴れますよ。
青空のような秀吉の息子である秀頼も青空、そして、彼らの守り刀であった一期一振もまた青空。
蒼天の兵です。

更に真田丸では、山姥切と弥助の一騎打ち。
刃を交わしつつ弥助が、信長への想いを語ります。
その思いの強さは、刀剣の本能や役目を否定しますけど、刀剣の本能とはつまり、今ここに存在するという生存本能なので、負けるわけには行きません。
宗三も加勢に入って、激戦です。
老いても二振りを相手に退かない弥助が凄まじい。
九十九刀を手にした信繁と、真田十勇士の逸話を纏うべき兵らが現れ、再び連続殺陣。
今回は各陣営での戦闘なので、広くのびのびです。
加州の巻き舌が江戸っ子ぽくていいですね!
加州は、沖田君の存在を守るために、徳川家康を守る。
幕末に徳川を守った沖田総司の刀が、家康を守るのって胸熱だな。
ただ、ファンキージジィは元気すぎて無茶ばっかりするので、加州ガチギレです。
時間遡行軍ほっといて、家康と戦ってるのなんで、ってカンジなんですけど(笑)
もう、
この二人が熱すぎるのですべて良し!!
刃越しに家康を睨みつける加州最高だろ!!
さすがの家康も、加州の気迫に説得されて、ようやくファンキーを納めてくれましたよ。
おかげで加州、ボロボロだけどな!(笑)
多分加州、今はガチギレしてても、本丸に帰ってお手入れ済んで、しばらく落ち着いたらファンキー家康を懐かしく思い出すくらいには、好きになったんじゃないかな(笑)
この後、宗三が真田の兵を相手に
『みねうちです』って言うシーンがあるんですけど、『みねうちって実際どうなんですか』って聞かれた剣術の先生たちが、軒並み『あんな鋼の塊で思いっきりぶん殴られたら骨なんか折れるでしょ。いっそ斬ってくれって話ですよ』って言ってたんですよね。
宗三・・・。
いっそ斬ってやれ。>おい。
信繁の九十九刀は容赦なく破壊して、しかも信繁へは
『歴史のままにお過ごしください』なんて、優しい口調で声をかけて去るなんて、悪い女だな・・・!(女じゃない(笑))
さすが傾城です(笑)
大坂城では、一期と鯰尾、太閤が奮闘。
時間遡行軍を斬る一期の裂帛の気迫と秀頼の気迫に雲も晴れ、蒼天が現れます。

山姥切は弥助と時間遡行軍相手に孤軍奮闘。
ゲーミング敦盛&秀吉辞世の句をBGMに次々と男士達が集結して、広い劇場を思う様駆け回りますよ!
これ、目で追うの大変だな!!
スイッチングも何種類か作っててほしいな!
骨喰が梯子を降りてくるシーンは、実際セットがすごく高いところにあるらしくて、ステージツアーでヒデぽよが
『高い高い!!』ってめっちゃ怯えてるの可愛かった(笑)
すごいよ、尚弥!!
さて、時間遡行軍を打ち払って、弥助と山姥切、何度目かの対峙です。
ここのBGM含め、思い出すだけで涙出てくるよ・・・。
刃を合わせながら、
『何も失ったことがないからそんなことが言えるのだ!失う悲しみを知らないからそんなことを!』と叫ぶ弥助が・・・!
この後・・・!
悲伝が起こって・・・・・・!
この本丸から大事なものが失われるんだよ・・・!
やめてー!!まんばのセリフ、聞きたくないー!!!
まだ三日月を失っていない山姥切のセリフ、本当に失う覚悟はできているのか・・・?
いや、もしかしたらこの山姥切は、何度目かの円環の山姥切だから、微かにその思いはあるのかもしれないけど・・・。
この後の悲伝で、この時の言葉をどう思い返すのかと思うと辛いです・・・。
そんな中、弥助は阿形と吽形の言葉に従い、自ら命を絶って自身の刀を刀剣男士として、励起させようとします。
弥助は、自身の命を懸けて顕現させた刀剣男士が、信長の命を救ったと信じていたのだろうな。
笑顔で逝った彼から・・・生まれたものが・・・。
鵺の声・・・だ・・・。
生まれた瞬間から壊れて行く、刀剣男士とは言えないものの姿に、こっちの心が折れそうだ・・・。
山姥切が、一期一振が、宗三が斬りかかって、しかし、その脆さに驚きます。
弥助が命を懸けて顕現させたのに、何物にもなれなかったなんて・・・。
審神者の皆・・・。
死ぬ時は、全て灰になろうな・・・。
こんな悲しいものを生み出させてはいけない・・・。

更に、信繁の陣。
阿形と吽形の言に惑わされ、自ら命を絶った十人の兵ですが、審神者の力を持たない彼らは顕現するわけもなく、ただの躯に。
『死ぬまで生きる』が家訓のはずの信繁も、如水さんとは別の方法で未来と戦うために自ら命を絶って、こんな悲しい大坂の陣、あるものかよ・・・。
躯の重なる真田丸へ、現れたのは政府権限で顕現されたという大千鳥と泛塵。
夏の陣に行くつもりが冬の陣に着いてしまったって、
政府の時空門、ポンコツか。
夏の陣が終わるまで、大千鳥が信繁になるそうだ。
これ、ミュの三百年と同じ展開ですね。
ただし、ミュの三百年がある意味子育てほのぼの展開だったのに、
ステは地獄以外のなにものでもない。
審神者の皆・・・お身体お大事に。
絶対に、躯を敵に利用されてはいけないよ。

ひとまず、形だけの歴史を保つために、この時代に留まることになった大千鳥と泛塵は、三日月を待つそうな。
どの本丸も三日月は厄介て。
うちのジジィは天下五剣同士キャッキャしながら縁側で茶を飲んでますけどね(笑)
円環を巡る三日月の目的を探る、って言うのは・・・え?
三日月は円環に巻き込まれて出られなくなっているんじゃなくて、なにかの目的があって、自ら巡っているということなのか?
それとも、政府はそういう認識でいる、と言うことなのか?
どちらにせよ、
この夏は間違いなく、地獄になる・・・。
いや、地獄にすべく、阿形と吽形が語り合います。
如水さんの目的を果ため、真田十勇士の刀を持って。

戦い終わって日が暮れて、集まった男士達。
『大坂冬の陣は歴史通り』って、信繁死んでんですけどー?!
待ってまんば、歴史変わってる!!
天にケンカを売ったやつがいる!!

なのに、既に大千鳥が入れ替わっているためか、感知せず(できず?)ですよ。
これ・・・劇場版刀剣乱舞でも、大太刀が残っているのを感知できなかったりしていたけど、気配を消す方法とかあるのかな。
ともあれ、一振り出陣中だった太閤は、男士達と別れて更に未来へと戻ります。
いつかまた未来で。(電王)
まんばの今後まで、不安な気持ちにさせた上で細い希望を見せる、
末満脚本・・・。
もうここまで来たら、最後まで見せてもらおうじゃねぇかよ!!
最後は幸せが待ってないと、ガチで泣くからな!!(脅し)

ラストは再度、
『何者か』と問いを発する一期一振。
自分は、山姥切は、何者なのか。
しかし、秀頼のことはもう、問いません。
彼は青空。
それが、一期一振の目から見た秀頼でした。

EDはとても爽やか!
維伝から、歌は録音になったんだね。
ミュージカルではないので、いいと思います。
単調に聞こえるけど、結構変化があるので動きながらだと歌うのが難しいだろうな、と言う曲調。
夏の陣はどんな地獄になるのか・・・楽しみですね。(真顔)

ED終わったら舞台挨拶!
阿吽は続投しないのかな?
てっきり、そのまま十勇士の刀を持って无伝に行くと思っていたのですが。>楽しみにしすぎてあらすじも見ない姿勢。
続投は秀頼で、皆が撤収準備している中で、楽屋現状維持って(笑)
しかし、天伝終わってから无伝の稽古に合流→二週間後本番って、過酷だな・・・。
でも、
『後は任せよ!』って力強く言ってくれたので、怪我のないようにがんばって欲しいと思います!
男士は、さつき君が泣くのはなんとなくわかる(笑)
けど、松田凌まで泣いちゃうとは(笑)
確かに、色んな意味で凄まじい舞台だったから。
次の隊長、がんばってください。
さつき君の後に、スンっとして平然と挨拶するヒデぽよには、デジャブだな(笑)
虚伝でもこんなことやって、冷血漢呼ばわりされてたよね(笑)
まっきーの挨拶も素敵でした。
『足元を見れば、靴がすごく直してあって、そう言うところで支えてくれるスタッフの力もあってここまで来られた』と言う、よくぞ気づいてくれた、と拍手したくなる挨拶でした。
いち兄の本田君も、今回一番大変だったと思う。
途中で怪我をしてしまって、メンタルも大変だったろうに、最後まで座長として頑張って、本当に偉かった!
キャスト、スタッフ、その他もろもろの協力者皆に誉です!!

舞台終わった後は、左文字兄弟によるステアラのステージ紹介もあって、楽しかったですよ!
櫓って、思った以上に高くて怖いセットだったんだね。
私は絶対に無理だ。←高所恐怖症
なのに、尚弥は毎回、するすると降りて来て、すごいな君。
どんな身体能力をしているんだろう。
CATSのロンドン初回公演の時だったと思うんですけど、キャストが、
『演出家は俳優をなんだと思ってんだ!』ってキレたって話があるんですよ。
ダンス、歌、そして人間離れした動きを求める脚本家は悪魔か!って。
そのセリフを今、まんま捧げたい演出家いるんですけど。
えぇ、誰とは言いませんが、すごく・・・捧げたい演出家います。




 







書庫