舞台 刀剣乱舞
- 山姥切国広 単独行 日本刀史 -






初見は二日目の配信、二回目は京都まで行って、三回目は大千秋楽の配信で観ました!
地元取れないって、どういうことなのだよ!!
まぁ、京都楽しかったからいいですけど。
京都劇場では、
1階10列目ドセンだったから、めっちゃ近いし舞台全体見える・・・!
とちり席、って言うそうですが、この席ってアレでしょ、ガラスの仮面で突然出てくる評論家がゲンドウポーズで座ってる席でしょ?
一般人のオタクだけどいいですか?
って言ってたら、ホントに評論家っぽい男性が隣にきた(笑)
始まった途端、まんばちゃんの美貌を真っ正面で浴びてしまって呆然・・・。
先に配信で見てるけど、これは
現地で初見浴びてたらやばかったやつ。
結果オーライだったかもしれません。

さて、本編開始。
OP曲が爽やかです。
なんだか无伝を思わせる。
舞台は中央に八百屋の丸い盆(って言うんだと)と背景に映像を映す丸だけ。
シンプルな舞台美術が好きだから、
私としては最高!
役者が風景を見せてくれるから、舞台はシンプルでいいんですよ。
これがいいんですよ。

冒頭は、修行に出たまんばから主への手紙です。
まっきーによる手紙音読・・・!!!!
みっちゃんの手紙にも音声を付けてほしいんですががががが!!!
手紙の内容は原作通りなんですが、本当だったら
『これから本丸へ帰る!』になるはずが、旅を続行ってお前・・・!
主さんの心臓がつぶれるから早く帰って差し上げろ!!
初めて乱ちゃんを修行に出した時を思い出したよ・・・。
あの時は本当にハラハラした。
そして
『刀剣乱舞』のロゴが背景に現れるシーン。
京都劇場ではもっと布がはためいていたんですが、キャナルは風が弱かったようだ。

更に強くなるため、旅を続けるまんばの元へ、主さんが
管狐・ふくのすけを遣わします。
動きも可愛いけど、
額の三日月は何か秘密が?!ってざわざわしてましたね。
結局なんもなかったみたいですが。
ふくのすけを操る黒子さんの表情が微妙に見えるので、なんだか感情移入してしまう(笑)
ふくのすけは、まんばの次の修行先を問いますが、既に心は決まっています。
織田信長の元へ。
多くの刀、多くの物語の始まりであり、行きつくところの彼。
つまり、
ヨーロッパの言語を覚えようと思えばラテン語を覚えると早い、みたいな感じ。
大元を掴んでやろう、ってことですね。
仕事ができる人の行動だ。
まず、最小公約数を掴めば早い。
そう考えたかはわかりませんけど、今川衆と織田衆が揉める中、まんばが斬り込んできます。
『死のうが生きようが歴史にさしたる影響はない』ってひどいな!
それでも、無益な殺生は止めるスタイル。
敵味方を蹴散らして、今は三郎と名乗る信長と対峙&自分を家来にするよう申し出ます。
うろたえるふくのすけが可愛いな(笑)
ともあれ、まんばがこれまで出会ってきた武将たち。
彼らが語り、惹かれる信長の生きざまを知ろうという目的です。
そんなまんばに、
『知ろうとするな、思いを馳せろ』という三郎。
戦うことは刀の本能と言うまんばを、三郎は
『くだらない』と笑い飛ばしますよ。
三郎の戦う目的は、
天下布武にて太平を望むという。
これ、現代の日本人が
『天下』と聞くと、さすがに蝦夷と琉球は除くけど、東北から九州四国まで全て、武をもって治める、と思ってしまうんですよね。
しかし
群雄割拠の時代にそんな四方八方喧嘩を売りまくって四面楚歌になる状況に自らするわけがなく。
信長の言う
『天下』とは京都を中心とした近畿くらいまで、だったそうです。
じゃないと、武田や上杉や毛利や島津や長曾我部が怖いでしょうよ。

男士達はまんばに限らず、
『なぜ戦う』の問いに対して『本能だ』と答えますが、これ、『自身にまつわる物語を消される→自身の存在を消される』と言う意味での生存本能だと思ってたんですよ。
しかし、
『死のうが生きようが歴史にさしたる影響はない』とは言いつつも、人の歴史が変わると危険なのは男士だけでなく、生きるべき人が死に、死ぬべき人が生きることで生まれなくなるかもしれない主(人間)なんですよね。
主が消えれば本丸ごと消える。
刀身は残っても、今の本丸に存在する自我は確実に消えるから、絶対に変えさせない、と言う意味での生存本能
かも。
せっかく人の身を得たのだから、世界を掴みたいし天を驚かせたいだろう。
料理もしたいし畑も作りたい、兄弟とわちゃわちゃしたい。
刀の頃にはできなかった色々をエンジョイしていたいよね。
なお、敵は
土方さんを生かしたい、信長を生かしたい、元寇に至っては、外国の軍に蹂躙される日本人を救いたい、なので、人情としては『オキモチ』わかりすぎるんですよ。
でもそれをやらせてしまうと、主や自身らが消えるかも。
それは嫌だ、だったらこの敵は打ち払わねば、という意味の生存『本能』かと思ってます。

閑話休題。
生きているうちに全てを知ることはできない、だからここではないどこかへ思いを馳せる、と不思議なことを言う三郎。
突然人が変わって(比喩ではなく実際に)、古墳時代の刀へ思いを馳せます。
ここから、
まんばの早着替え&歴史をたどる旅がすごいことに!
衣装は神代の装束で、髪はまんばのまんまの一瞬がすごくかわいい(笑)
黒髪になって、
タケハヤスサノオノミコトとなったまんばもかっこいいな!
出雲に下ったスサノオは、民や姫の両親にはぞんざいなのに、クシナダヒメには声が優しいの、良いですね!
ヤマタノオロチを退治するシーンは、迫力があってよかったです!
長崎くんちを思い出した。>もってこーい!
ヤマタノオロチから出てきた
草薙の剣は、現在熱田神宮にあることになっているそうだ。
実際は安徳天皇と共に壇ノ浦に沈んでいる。
ちなみに、この剣が壇ノ浦で失われたことで、神器がないまま安徳天皇の在位中に即位することとなったのが
後鳥羽天皇。
三種の神器のうち、剣が失われたことで不徳の烙印を押されることがかなりのコンプレックスとなり、後鳥羽天皇は刀剣の作刀に情熱を燃やしました。
月替わりで作刀する御番鍛冶として、いつでも正月の監査官を作った則宗たちを御所に招き、優れたものに菊の御紋を施したのも彼。>菊御作
なお、天皇の御所に招かれ、共に作刀をする職人が、平民のままではいけないので、彼らは貴族の身分を賜りました。
皇族の傍に侍るには身分が必要なため、猫でも
『命婦』などの位を賜ったそう。
つまり、外国では低い身分で当然の職人が、貴族階級として尊敬されることとなり、
職人であることは誇らしいこと、という意識が顕れたために、現在の『ものづくりニッポン』にも繋がっているということです。

続いて思いを馳せるのは、
厩戸皇子(聖徳太子)。
また三郎の人が変わって、まんばは飛鳥時代へ。
『まさか、七様出てきたりしてね』
なんて、のんきに配信を見ていた私、
本当に七星剣を取り出して茶を吹きかけた。
大丈夫?!
まんばが七様使って、後で怒られない?!

でも直刀での殺陣はいつもの殺陣と違って、引き切る動きが多くてカッコイイ!
ただ、まんばが思いを馳せているのは正式な歴史ではなく、空想だと言い始める三郎。
歴史と物語が混じり合っています。
それにしても
七星剣の納刀、めっちゃカッコイイな!
三郎も増えて4人になりましたよ。
何のために強くなるのか、と問う三郎に、三日月を救うためと答えるまんば。
苦悩する彼の影、黒い山姥切が現れます。
しかし三郎に、
『自分が納得したいだけ、都合のいいことなどない』と詰められて、困惑するまんばに、更に三郎たちは『思いを馳せろ』と言います。
続いて思いを馳せるのは!
三條小鍛冶宗近!!!!
小鍛冶とは刀工などの鋼を使ってものを作る職人、大鍛冶は鋼を作る職人。

おねえの三郎とナルシスト(?)な三郎も出て来て、ふくのすけ困惑です。
三郎たちが名をあげる歴代刀工たち。
天国(あまくに)はパパ上の作者、安綱は童子切、友成は鶯丸、包平は大包平、五条国永は鶴丸ですね。
さて、
鍛冶場へ来たのは!!
橘道成!!!!!!!!!!!

キター!!!!!!!!!!!

もう!!!この瞬間!!!!
絶叫&大拍手!!!!
小狐!!!
小狐!!!!!
これから打つのは小狐丸!!!!!!!!!
最愛の最推し来るぞこれ!!!!!!

橘道成に帝の夢に出てきた刀を打て、と命じられて笑う宗近が、三日月と同じ笑い方だったし、帝の無茶ぶりに困惑する宗近が稲荷明神にお参りするシーン、鳥居の描き方がカッコよかった。
伏見稲荷の山の上にある、剣石は今も祀ってありますよ!
稲荷明神の使いはふくのすけが代行です(笑)
合槌に出てきたのも、頭だけがふくのすけの全身タイツで、爆笑&宗近の
『率直な感想を述べてよいか・・・可愛くない』にまた爆笑www
しかし可愛くない狐と一緒に鍛え上げたのは!
そう!!
小狐丸――――――――――!!!!
ライトが黄色!!
背景に紋も出てきた!!!
顕現!!!!
顕現して小狐!!!!!
顕現してえええええええええええ!!!!!

そしてまた、三郎の人が変わるw
その後、三日月誕生。
我に返ったまんばの前に、また影が現れます。
ホームシックなまんばのもとに、
パペットwww
喋らない鶯丸と、喋る大包平、獅子王、鶴丸、小烏丸、大典太。
鶴さんは、染鶴と健鶴が交代で声を当ててましたね。
三郎に
『もうやめるか?』と問われたものの、最後まで付き合うと更に思いを馳せます。

続いて鎌倉時代。
まさかの!
政子!!(笑)
いやもう、普通に美人なんだわ。
声まで美女だし、そりゃあ義時もほれぼれするよね。
御家人もついて行くよね。
歴史の流れは、去年の鎌倉殿で履修した。
政子の間は所作も女性なのに、
意識がまんばに戻った途端、立ち姿がまんば。
切り替え早い!
この時代に、前述した後鳥羽天皇が刀鍛冶を集めて、多くの刀を作らせます。
御番鍛冶は月ごとに代わって、1月が一文字則宗だったので、
『いつでも正月』なんですよ、あの爺さん。
ふくのすけがこの時代に打たれた刀を紹介している間に、政子からまんばの衣装へ。
すごいよ早着替え。
このシステマティックな着替え、装苑とかで特集されてほしい。
実行するのは大変だろうけど、考えるのは楽しかっただろうな。
ここで、正宗以前の刀が、重く分厚く、振り回すことが難しかったと言うまんば。
つまり。
平安ジジィ太刀の身体能力パネェ!
って言ってるんですね!
そんな重い物ぶんぶん振り回して、ぴょんぴょこ跳ね回るんですもの。
あなたのことですよ、染鶴。

三郎はさらに増え続け、複数の時間軸が混ざりあう異空間に。
ふくのすけの口から
量子力学とか相対性理論とか出てきたら、ちょっと戸惑うな(笑)
アインシュタインもビックりよ。
そもそも、相対性理論で時間軸が混ざり合う現象を説明する方が無理だと思うが。
運命など知らないが未来へ思いを馳せたことはある、同じ情景へ思いを馳せる、本能寺で死すまで生きる!
と断言する三郎に、圧倒されます。
燃ゆる本能寺、虚伝へとまた還る物語です。
これにて、第一幕終了。

第二幕開始。
改めて三郎と対峙するまんば。
異常な時間も元に戻りました。
歴史へ思いを馳せる旅を続けるまんばに・・・わんわん本能寺とにゃんにゃん本能寺の三郎・・・。
なんかもう、
信長なんでもありだなwww
まんばは華麗にスルーですw
鎌倉時代が終わり、
南北朝ヤンキーソード誕生の時代です。
ちなみに、南北朝時代には目釘の位置が決まり、なかごに開いた目釘の位置で、南北朝以前か以後かが大体わかります。
更に、多くの刀が消耗品として打たれたので、いい鋼が中々手に入らず、結果として生まれたのが長谷部などの皆焼(ひたつら)だそうな。
あまりいい鋼が使えなくても技術で最高の切れ味を持たせ、今や国宝となっている。
室町時代には、歌仙の他に日本号も打たれているんですが、実は今でいう槍って、この時代にようやく出てきたんですよね。
鎌倉時代には存在しないの。
だから、元寇防塁の遠征になぜ槍を持って行かせるのか、不思議でならない。
あそこに槍を持って行くと完全な異物だよ。
ともあれ、続くのはあの大乱。
日本史を学ぶ学生達が、心折られる
応仁の乱!!
ホントに・・・なんなんだお前ら!
なんで敵味方が途中で入れ替わるんだよ!
初志貫徹せいよ!
できないなら戦なんて辞めちまえ!!>恨みが深い。
この時代でまんばが扮するのは
畠山義就。
粗暴で戦ジャンキーな演技がすごい!
子供には本当に修羅と名付けたそうな。
そんな彼に、将軍が
東山御物からなんかあげるよ、と言うものの、『鬼丸もーらい!』って言った途端『ダメエエエエエエエ!!!』って。
まぁ、気持ちはわかるけど。
結局、鬼丸は足利将軍家に伝わることになりますね。
御霊合戦の戦いに酩酊したまんばから刺された三郎にたしなめられても、まんばはのめり込んだままです。
北条早雲よりも先に戦に興じた彼を、初めての戦国大名とする説もあるらしい。
これより、
戦国時代の開始!
三郎が生きる時代です。

ここで、まんばはボディアクターへ交代。
まんばは畠山義就の甲冑から、
明智光秀へ。
おねえの三郎が
『私を裏切る男!』って言うと、別の意味に聞こえるなw
三郎もまた、光秀へ思いを馳せます。
裏切られ、天下統一の夢を断たれるとわかっていながらこの生を続ける、これが浪漫だと。
本能寺で炎の中に現れた信長が両手に持つのは、
実休お兄ちゃんと薬研なんだろうなぁ・・・。
本能寺の焼け跡から死体が見つからなかった、というのは色々検証されていて、最近聞いたのは『骨はあったと思う。ただ、大勢が同じ場所で亡くなったので、どれが信長かがわからなかったのではないか』と。
いつかの大河で、本能寺が爆発する演出があったそうですが、鉄砲のための火薬が保管してあり、それに火が点いて爆発したという説もあったそうで。
そこら辺の適当な骨を拾わなかったのは、真面目な光秀らしいのかな、とも思いましたね。
ちなみに私の予想では、
ドリフターズになって異世界でうんこと死体捏ねて玉薬を作って、那須与一や島津豊久と一緒に世界征服しようとしていますね(真顔)
ありとあらゆる織田信長、ってほんとに色々あるよね・・・。
美少女までいるよね・・・。
それを全て許容するらしい。
この世界線なら、英語をしゃべる政宗もいるかもな。
この時代には、まんばも打たれますよ。>小田原で。

さて、戦国時代が終わり、徳川時代です。
ここでは何がメインになるかと思ったら、宗三や骨喰が焼けた
明暦の大火でした。
石出帯刀の月代、顔がきれいだからすごい似合うな!!
すごい美青年だ!
火事の際に解き放たれた囚人が戻って来た、と言うのは有名な話ですね。
まんばの衣装替えの間、影が普通にしゃべってる、しかもふくのすけが頭に載ってる。
なにこの状況。

江戸時代が終わり、西南戦争かな?
西郷さんと、
中村半次郎。
薩摩弁・・・難しいな・・・。
笹貫、翻訳してくれ。
西郷さんを介錯したあとの、戦に向かう半次郎がカッコイイ。
愛刀は
伝・西蓮だそうだ。
西蓮は左文字のおじいちゃん。
福岡市博物館に短刀があります。
西南戦争の終了で、刀の時代が終わったと宣言されて、スッと立ち上がって去って行く半次郎がカッコよかった。

・・・この後、太平洋戦争が来るのかと警戒してた。
悲伝の福岡公演で見せられたあのシーンは正直、もう二度と観たくない。
と思っていたら、足利の國廣展示で拍子抜けしたよ。
よかったよ。
ただ静かにそこに在るだけの山姥切国広。
このシーンではボディアクターですね。

刀の歴史と織田三郎信長に思いを馳せたまんばは、三日月へ思いを馳せることを避けていたことに気づきます。
その彼に
『知ろうとするな、思いを馳せろ』と言う三郎。
次のシーンで出てきた三日月に、初見声出たよね。
感謝祭の入れ替わり、布石だったのかよ!って!
まさか、あのハチャメチャ本丸ランドが布石とか、思わんやろ!!
しかし、三日月に扮したまんばの美しいこと。
それだけでなく、
悲伝の戦いのシーン、首を振る仕草まで完コピ!!
さすが、何度も戦ったまんばです。
しかも、
声まで三日月!!
『俺は・・・未来を繋げたいのだ』
からの声、完全に鈴木拡樹!!!
嘘だろう、なんでこんな声が出るんだ・・・!
ボディアクターもまんばの殺陣を完コピしていて、
悲伝のトラウマがフラッシュバックです。
しかし、目が離せない戦い。
三日月を制した、最後の戦いに思いを馳せます。
衣装が白くない、と思ったけど、
『山姥切が思いを馳せる三日月はこの色』と言うのを見て、なるほどと思った。
涙を流して、自身が刀剣男士の本能から逸脱していたことに気づいたまんば。
一方で、影は未だに三日月を救いたいという思いに捕らわれています。
三日月を救うためには、もっと強く、物語を求めると。
三日月から一瞬で山姥切に戻って、過去の自分である影と対決します。
影へ勝利し、三日月を信じて、なおかつ彼が太陽と呼んだ自身の物語を与えようとしますが、そこへ
阿形吽形登場。
何気に私、初めて生で見たぞ。
声の参加だけで、ご本人達ではないそうですが。
朧の面々で、
謎のポニーテールは蘭丸だそうです。
朧の如水は、影を連れ去った上にまんばを折ろうとしますよ。
自立系狐型通信装置のふくのすけが身を挺して庇い、一度は救われたものの、朧によって折られてしまいます。
刀剣破壊は心臓に悪いからやめてくれ・・・。
朧達は、
三日月だけでなくこの本丸もまた、円環を巡り、新たな結の目を作ろうとしていると言います。
円環が交われば、朧の戦いは終局へ向かうという。
一体、なにが起こるのか。
朧達が去った後、瀕死のふくのすけがまんばへと寄って行きます。
ふくのすけには主さんが、
極御守りを備えてくれていました。
極お守りは、刀剣復活だけでなく、生存も復活する。
しかしふくのすけは機能停止してしまいます・・・。
通信装置なのに心ある狐でした・・・。
朧に連れ去られた信長を助け、もっと強くなれと願うふくのすけに奮起したまんば、
とうとう極に!!
鞘は腰に差して、戦闘では使わなくなるんですね!

一方、連れ去られた三郎は朧の織田信長と対峙させられます。
この朧は、
無限に存在する織田信長の集積体だそうです。
『乱舞レベル8の織田信長』って言われて、めちゃくちゃ納得した!(笑)
連れ去られた山姥切の影には、如水に囚われた多くの審神者達の姿を見せつけます。
初見の時は、てっきり
死体を集めてるんだと思ってましたが、どうやら生きているらしい。
本丸を滅ぼし、審神者を誘拐している、と言うことのようだ。
・・・うん、その状況、なんか知ってるぞ!
無双本丸って言うんですけど!!!!
たくさんいた仲間たちが散逸し、主が行方不明になって漂流している、無双本丸ってものが存在するんですけどこれ、関係あるんじゃないですかね!!!

天伝の際に使われたのは、ミイラ化した審神者の腕でしたけど、やっぱり
死んだ審神者だと顕現の能力も弱くて結局弥助は物にならなかった、と言うことで、生きたまま捕らえてるんじゃないですかね!
そうとなったら弊本丸、城郭建築の強みを生かし、カンスト極勢でお出迎えしますよ!!
襲撃来るなら来いやぁ!!!
・・・って言ったら、
『如水だって考えますよ。こんな本丸、怖くて攻めたりしない』って言われましたw
いつでもいらしてくださいな。(にちゃあ)

さて、誰も観たことがない物語を集めるために、山姥切の影を利用する如水。
朧の山姥切国広へと化生させます。
三郎もまた、朧の信長へ統合しようというところへ、
極のまんば登場!!
殺陣が!
かっこいいぞ!!

初の時と違って、余裕の殺陣だ!
三郎を救い出し・・・って、さっきまで一人だった三郎がまた増えてる・・・。
迷いを振り切ったまんばは、歴史を守る刀剣男士となります。
彼を追う阿形・吽形も軽くあしらわれ、逃げた所へ朧の信長登場。
極となったまんばでも、軽くあしらわれてしまいます。
重々しい殺陣がカッコイイ。
踏みつけて、とどめを刺そうとする信長をしかし、如水が止めます。
自分で折っておきながら、
『よくやった』って、クロカンンンンンン!!!!
ほんっと、
おまえから殺りたいよ!!!!
信長公を救うために、物語をまっとうしろ
などと、勝手なことを言って去りますよ。
一方の山姥切の影は、文久の土佐へ送る手筈です。
ここで如水が言う
『始まりの刀』は、初期刀の五振りのことでしょうね。
感謝祭で、
『うちの本丸には始まりの刀も揃っている!』って、蜂須賀を紹介したし。
ステ本丸とは別の本丸の話、と言うわけではないと思います。

機動停止したふくのすけを抱いて、大勢の三郎たちに囲まれるまんば。
これまでに思いを馳せた人物と、大勢の織田信長たちに思いを馳せます。
多くの人が思いを寄せるそれぞれの山姥切国広こそが山姥切国広。
つまり、分霊。
本丸の数だけ山姥切国広がいる。
如水の
『信長を救う』と言うことはまだ謎だけど、この戦いを終わらせるには、円環を巡り、しかるべきところで断ち切らなければならない。
幸いと言うか、現状あらゆる時間軸に繋がっている場所にいる彼は、
三日月を追うのではなく、自身の意志で円環を巡って結の目を断ち切る覚悟を決めました。
それが結局は、三日月を救うことになるのだと。
ずっと俯いて、布に隠れていた彼が顔をあげて、堂々と円環へ飛び込むさまは見ていてすがすがしい思いです。
ようやく振り切れたね!
巻物、虚伝の次の空白が消えたのが気になるけど、陽伝で大団円を迎えることを期待しています。
ただし!!
完成はして欲しいけど、完結はして欲しくない。
この本丸の物語を続けてほしい。

EDは山姥切国広と大勢の信長。
よくもこれだけ出てきたな(笑)
なんだか无伝を思わせる曲と舞です。
舞台挨拶は、歴史上の人物みんな信長(笑)
勇歩のまんばもみたいから、蔵出しで通し稽古入れてくれないかなぁ!
まっきーが
『悲伝から5年、ようやく三日月を救う手立てが見えましたね!』って、言ってくれて、ガチ拍手!!
本当に待ちかねたよ!!
必ず助け出してくれ!

そしてまた、本丸の物語を続けて欲しい!
まだ小狐が出て来てないんだ!
よろしく頼むよ!
それにまっきーも、思いっきり自分をほめてください!
最後まで見守るからね!
そして
最後の最後で、どんぐりを出してくるまっき―!!!
もう、TLが
『どんぐりー!!!!!!』の絶叫であふれた!!
必ず帰るんだよ、ステ本丸の煤けた太陽よ!

本編終わった後は、綺伝のメロン狩り、禺伝のアフタヌーンティーに続いて、まっきーと末満さんの、料亭での座談会。
・・・メロン狩りの違和感。>楽しそうだったけどw

まんば単騎の構想は、維伝で山姥切国広の影が出てきた時点で決まっていたそうだ。
舞台美術も、元々あんなシンプルな形じゃなく、他の形を考えていたそうだけど、結局はあれに収まったとのこと。
GJだと思う!!
これだけ多くの時代を巡る舞台なんだから、舞台装置はシンプルが一番だ。
コンセプトはバレエのボレロだそうで、納得。
言われてみれば、舞台上にダンサーだけがいるあの光景と同じかもしれない。
まっきーが嬉しかったのは、末満さんに頭わしゃわしゃされた時だったそうで、可愛いな(笑)
末満さんも初めてだったらしいw
『やらせておいてどの口が言うんだけど、よくやれるな』って、末満さんに感心させるまっきー凄いよ!
早着替えも演技も、素晴らしかった!
物語の完成を見届ける所存!



 







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