† Angels We have Heard On High †






しっぽちぎれるよ?

 
 
† 特訓特訓♪ †
 
 窓の外の雪に誘惑されながらも、日が昇るまでは訓練の時間だ。
 準備運動ののち、ダンベルを持ったアレンは、持ち上げた時の意外な軽さに、げんなりと目を眇めた。
 「ティームー・・・!」
 見れば、ティムキャンピーが、ダンベルの柄に長い尾を絡めて、一緒に持ち上げようとしている。
 「お前が尻尾を鍛える必要はないだろ!
 離せよ!」
 言いながら、アレンはティムキャンピーを振り払ったが、もう一方のダンベルを取り上げると、また軽い。
 「もう!ティム!」
 「〜〜〜♪」
 アレンがムキになればなるほど、ティムキャンピーは嬉しそうに邪魔をする。
 「あんまりしつこいと、鳥籠に閉じ込めるぞ!」
 アレンが声を荒げると、ティムキャンピーはぷいっと、そっぽを向いて、パタパタと窓辺に寄った。
 「そこでじっとしてろよ!」
 憮然と命じ、アレンがダンベルを持ち直した途端、彼の横顔を、凍えるほど冷たい風が襲う。
 「ぎゃ――――!!ティム!!窓閉めろよ!!」
 あまりの寒さに、アレンが悲鳴を上げた。
 が、ティムキャンピーは知らんぷりで、機嫌よく尾を振りながら、外の雪景色を眺め続けた。






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