「アレン、おっはよ・・・って、ゴラ!!」
朝食の乗ったトレイを、アレンの正面に置いた途端、おかずを奪われて、ラビがゲンコツを繰り出した。
「朝っぱらから俺のメシを奪うんじゃないさ!!」
「いいじゃないですか、ちょっとくらい」
殴られて、コブのできた頭をさすりながら、アレンが憮然と言うと、
「よかないさ!
お前、いっつも俺のメシを奪ってんじゃないさ!いい加減、我慢も限界さ!!」
自分の朝食を守るように覆いかぶさって、ラビが声を荒げる。
「じゃあ、なんで僕の近くに来るの?」
アレンの問いに、ラビは一瞬、言葉を失った。
言われてみればそうだと思いながらも、なぜあえて、寄っていくのだろうと考え込んでしまう。
「そっか。一人で食べるのは寂しいですもんね?」
うふふーと、楽しそうに言われて、ラビは、反論しようと口を開けたが、思い留まって吐息を漏らした。
「・・・いいさ、それでも」
「えへへー じゃあ、このコロッケももらっていい?」
「調子に乗んな、この高燃費ウサギ!!」
大声で叫びながら、ラビは、襲い来るフォークを自身のフォークで防いだ。
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